祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし
朝咲いて、夕方には落ちてしまう沙羅双樹の花に
思い上がった人ほど落ちぶれる早さを見たのかもしれない。
お釈迦さまが悟りを開いたのが沙羅双樹の木陰であったともいわれ、
寺院が各地の山で探したが、日本には自生しておらず、
よく似たナツツバキを沙羅双樹として植えた。
大きくなると20mにも達し、最近では個人宅よりも公園で見かけることがある。
秋には紅葉して冬には葉を落とす、木肌はすべすべしているのでサルスベリと呼ばれている処もあるようです。