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二宮春将小説:純情派高校生友樹の日々第4回 goo.gl/URafO
by ninoharushou on Twitter
二宮春将小説:純情派高校生友樹の日々第4回 goo.gl/URafO
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友樹は月曜日由香里にメールを打った。
「勇気のないぼくを許してくれ」
この友樹の言葉に由香里は、
「はやく勇気のある男になってください」
とメールを返してきたのだった。
「ありがとう」
「どういたしまして」
友樹は由香里の愛を感じずにはおれなかった。
「次に逢う時は必ずキスくらいしよう」
友樹は心に誓った。
「今週中には始めてのキスをするようになるだろう」
由香里は日曜日の夕方怒りを露にして友樹の家を去っていった。
その原因が何であるかは友樹自身が一番よく知っていた。
「由香里に友樹が何もしなかったからである」
月曜日の夜が明けようとしている時友樹は、
「次にはキスくらしないともうぼく達の仲はもたないなあ」
こう思うのだった。
「でもふんぎりがつかない、どうすればいいのだ」
友樹は悩みに悩んだ。
「今からも由香里には数学を教えてもらわないといけないからなあ。まあ次はキスという事で」
気がついたら友樹はネット検索で、
「キスの仕方」
を探していた。