HARUSYO'S WORLD 二宮春将の世界

VARIOUS FIELDS OF NOVEL あらゆるジャンルの小説を書きます。

二宮春将小説:純情派高校生友樹の日々第4回

2012-02-14 02:11:07 | 日記

 友樹は月曜日由香里にメールを打った。

「勇気のないぼくを許してくれ」

 この友樹の言葉に由香里は、

「はやく勇気のある男になってください」

 とメールを返してきたのだった。

「ありがとう」

「どういたしまして」

 友樹は由香里の愛を感じずにはおれなかった。

「次に逢う時は必ずキスくらいしよう」

 友樹は心に誓った。

「今週中には始めてのキスをするようになるだろう」

 


二宮春将小説:純情派高校生友樹の日々第3回

2012-02-13 02:09:31 | 日記

 由香里は日曜日の夕方怒りを露にして友樹の家を去っていった。

その原因が何であるかは友樹自身が一番よく知っていた。

 「由香里に友樹が何もしなかったからである」

 月曜日の夜が明けようとしている時友樹は、

「次にはキスくらしないともうぼく達の仲はもたないなあ」

 こう思うのだった。

「でもふんぎりがつかない、どうすればいいのだ」

 友樹は悩みに悩んだ。

「今からも由香里には数学を教えてもらわないといけないからなあ。まあ次はキスという事で」

 気がついたら友樹はネット検索で、

「キスの仕方」

 を探していた。