HARUSYO'S WORLD 二宮春将の世界

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二宮春将実録小説:戦後日本の復興の真実第4回:人間が持ち合わす業の深さ:ある一家の崩壊

2012-02-05 08:31:35 | 日記

 戦後日本の大部分の家庭ではみんな銭湯に毎日行っていた。

この銭湯に行くという何でもない事が男性にとっては大仕事だったのだ。

この時が戦争で伴侶を失った女性達の絶好の今で言うナンパの時だったのだ。

「これは決して小さい事を誇張して言っているのではない」

 絶対に歴史の表舞台に出てこない。

だが、今日本がこの時代に帰っているのだ。だれかが世の中に喚起を促さないとこの日本はとんでもない事になる。

みんな必死で自分を守ったり自分の夫を守ったのである。

家族みんなで銭湯に行ったのはそのためでもある。

戦後数多くの家庭が崩壊した。孤独な女性のために。これが誰も書かない戦後なのだ。

「おどろおどろしいドロドロとした凄い歴史である」

 知っておいて損はないと思う。