語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.遊び半分でおつき合い下さい.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

3648番:「心すなおな人たち」(44)(最終回)(フィリップ短篇集より)

2024-03-25 09:41:46 | 日記


心すなおな人たち(最終回)(44)
CŒURS SIMPLES
————————————
Charles-Louis Philippe
短篇集(2)より


——————————【44】—————————————————

L'un  et  l'autre,  nous  avions  confiance ...
  Comme  il  restait  debout,  oscillant  sur  ses  jambes, 
à  droit,  à  gauche,  en  avant  aussi,  Jeanne  finit  par
lui  dire,  avec  un  triste  sourire:
  —— Allons,  monsieur,   il  faut  nous  quitter,   parce  
que  si  quelqu'un  vbous  voyait  sortir  d'ici  trop  tard,
on  croirait  bien  qu'entre  nous  aussi  il  y  a  des  
chose ...  

   
———————————(訳)—————————————————
           
「あなたも私もお互いの配偶者を信頼していたという
のに ...」
  エポラールさんは立ったまま、上半身を左右に、そし
て前後にも揺り動かしていたので、ジャーヌは悲しみ交
じりの笑みを浮かべて言いました.
 「さあ、ご主人、私たちはもうおいとまごいをしなけ
ればなりませんわ.だって、もしも誰かがあまり遅い時
間になって、ここからあなたが出て行くところを見たら
私たちの仲が、何かおかしいと思われますわ ...」

 

———————————《語句》—————————————————
               
oscillant(e):(形) 揺れ動く、振動する
     < osciller [オシレ](自) 左右に揺れる、振動する

 

———————————≪文法≫—————————————————

on croirait bien qu'entre nous aussi il y a des chose ...  
私たちの間にも何かあると思われかねません.

何が言いたいかというと、主節が条件法なのに従節は
時制一致(照応)しなくてもいいのか?という話をし
ます.

答は照応は必要ありません.現在形で大丈夫です.
照応が必要なのは、従節で「接続法」が要求されるとき
だけですから、気楽にお願いします.ただし主節が直説
法の過去になったときだけ、ひつような時制をお考え下
さい.

主節が直説法の単純過去、半過去、複合過去のとき
従節は
主節と同時→直説法半過去
主節より昔→直説法大過去
主節より将来→条件法現在
主節より将来でかつ将来のある時期に完了→条件法過去

上記は目安です.例外はたくさんあります.
J'ai réfléchi que je ne pourrai pas venir.
よく考えてみましたが私は行けません.
(主節が過去、従節が単純未来)
発話現在において未来のことがらですから
過去未来(条件法現在)ではなく単純未来.


「心すなおな人たち」の学習はこれで終了です.おつき
合いいただきまして、ありがとうございました.みなさ
まの語学力向上の一助にでもなれば、これ以上の喜びは
ございません.今後ともどうぞよろしくお願いいたしま
す.

学習者ゴタぴょん

 


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