クロマチック、ハーモニカ演奏にあたって、共通の悩みである、バルブ。
わが国産品?ではまだまだ、改良の必要がある。まず、写真をご欄あれ。右が①ホーナー仕様2本、左が②S仕様2本である。都合により、比較上、同じL(長さ)ではない。
下の写真で、右2枚→右が上の押え、左(より白い)のが、下のセーバーです。
左2枚→左が上の押え、右が(より白い)にが、下のセーバーです。
右①Lは18,2㎜、Wは2,98㎜。上の押さえ(薄い)バルブはLは17㎜。
左②Lは19,5㎜、Wは3㎜。上の押さえ(薄い)はバルブはLは10㎜。見るからに、薄いし、下バルブに位して短い。
肉厚さも、上バルブの押さえの長短のウエートも、こんなにも
両者は異なるのだ。従って、このバルブがはねたり、もどったりする腰の強さが大いに、異なる
わけだ。
これらが、2枚1組で、低音部から高音部(穴番号10番以降はない)まで、張り付いている。耐久度も異なる。
接着剤は純正のあの赤、でも、代替で、プラモデル用でもキキそうである。古いあの赤をはがす
時は、綺麗に削って、跡形も無く、清掃して、新たな接着剤をチョコンとつける。少しでも残って
おけば、微妙に、音のキレが異なる。
接着する場合は、爪楊枝が最適である。
わが国産、コードハーモニカは、相当数、ホーナー仕様に張り替えた。多すぎて大変だった。
従って、右二本のホーナー仕様は、下バルブ(ウインドセーバーとも言う)は肉厚であると同時
に、接着部分のざらざら感がずっと良い。
右の上バルブ(透明感のある)はさらに、日本仕様と比べて長い。この差が、結果、さらに、バ
ルブの腰はつよくなる。歴史の差か?
施着部の接着剤を、小さな穴に含むように、ぺコンとへっこんだこのバルブの部分も大きい。簡
単な交換作業に見えるが、色々な失敗から、わかってきた。
演奏は、置いておいて、我輩は、この研究ばかり。なかなか奥が深い。
修理や、チューナーや、メトロなど、付属品に懲りだした。家内から言わせれば、歯科医のよう
な、道具ばかりが、修理箱に入っているとか・・・・・?
次回更新は、生きたリードの見分け法?聞き分け法です。(どのハーモニカでも共通)