ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

DIYは自分の感覚を拡張してくれる

2022-12-07 | 古民家暮らし

最近は専ら壁を塗ってまして、全然blogを更新できておりませんで・・・

と、誰に求められているわけでもないのに勝手に更新頻度に後ろめたさを感じています。

本当はこのブログで取り上げるのはワイン関係のことだけにしようと思っていたのですが、

衣食住ふくめて暮らしがワインにつながっていく気がしているので今まで通り

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書き留める兼好法師スタイルでやっていきたいと思います。

というわけで、こんな感じで塗っています。

黄色いところが大工さんが貼ってくれた石膏ボード、白いところがなんちゃって漆喰塗料「モルモル」を塗ったところです。

この「モルモル」は手で塗れてラクチンなのでおすすめです。

そして、上の写真は実は壁ではなくて、吹き抜け部分の天井です。

玄関入って右側にあった3間(仏間・居間・2階の洋間)の壁と床と天井をぶち抜いて

でっかい吹き抜けのスペースを作ってもらいました。

当初はペンキ屋さんか内装業者さんに壁紙を貼ってもらおうと考えていたのですが、

予算と施工のしにくさがネックになり、気がつけば自分でやることになっていました。

こんなごっつい足場を組んでますが、足場と足場の間は板が渡してあるだけ。

少し足を載せてみると、ぐわんぐわんたわみます。

地上4mから5mくらいの場所なので、上に行くだけで足がすくみます。

絶対無理だわーと思っていたのですが、別の部屋に私たちがモルモルを塗ったのを見て

大工さんが「これなら自分たちでいけるじゃろー」とプッシュしてきます。

なんとかと煙は高いところへ上ると申しますが、おだてられて

なんとなくできるような気がしてきちゃったんですねー。

日中は自分たちも仕事があり大工さんも作業しているので、作業時間は日曜日と平日の夜間に限られます。

毎日子供が寝て家事が終わってからの2時間ほどが勝負です。

 

最初のころは足場に直接乗って手が届く範囲しかできなかったのですが、

慣れていくにつれ少しずつ高さが上がっていき、

最終的にはぐわんぐわんする板の上に立ち、ボードを載せ、

そのまた上に脚立を立てて天井を塗れるようになっていました。

 

最初は壁の塗り方もわからなかった自分たちが、

平面に塗ってみたことで手の届く高いところで作業ができるようになり、

脚立で作業ができるようになり、足場の上で作業ができるようになった。

そして、最後には足場の上の脚立の上でも作業ができた。

もちろん、プロの仕事(クオリティ)ではなく、あくまでDIY精神からくる「できた」ではありますが。

 

その間、本当に多くの動画をyoutubeで参考にさせていただきました。

知らないことからくる難しさと怖さが、やってみることでだんだんと怖くなくなってくる。

 

なんとなく、これって人生だなーと思いました。

みんな最初はやったことないことばっかりで、怖いことや不安だらけで。

でも動き出すと、次から次へとできるようになり世界がどんどん広がっていって・・・

 

なーんてことを考えながら、ひたすら壁を塗っています。 

この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。

危ぶめば道は無し。

40代になってもやったことないことばっかりで、

ウキウキしながら生きたいものですね。

 

 

 

 



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