映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

2282-のどかな風景

2019年04月14日 | 30秒の心象風景
 播但線はその名の通り、播磨と但馬を結ぶローカル線である。しかし、その歴史は古い。江戸時代に天領となっていた重要な生野の鉱山。明治の近代化によってその物資運搬のため馬車道が整備された。その後、鉄道の敷設が急がれたのも間違いない。しかし、鉱山の町、生野へはいくつものトンネルが必要で、大変な工事だったと思われる。生野から但馬に入るにも、またトンネルである。そして、ようやく但馬の玄関口和田山で山陰線につながることになる。新井のも、鉱山で栄えたが、今は朝来市の一部となっている山間の静かな町である。平野部が続くこの地を播但線は通っている。しかし、電化はされなかった。電化されたのは姫路から寺前までで、生野超えのトンネルがネックになったのだろうか、そこからあとは非電化のままになっている。田園地帯を通り抜ける非電化路線にはいくつかの小さな鉄道ガードがある。これは農道を跨いでいるのだろう。トラクターが通り抜けていった。

30秒の心象風景13883・トラクターが行く~鉄道ガード~
https://youtu.be/iW45PYcqH-0
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