映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4399- 物語のある風景

2024年08月25日 | 30秒の心象風景

  広重の木曽海道六拾九次も新町から始まり、高崎、案中、松井田と来て、今回は軽井澤です。今では誰もが知る有名な土地ですが、江戸時代には寂しい寒村でしかなかったようです。広重が描いたのは、日の沈んだ夕方です。駄馬の旅人がやっと宿場に到着し、ほっとして、馬子と煙管の火の遣り取りをしている様子でしょうか。小田原提灯に、旅人の顔が照らされています。焚き火から煙管に火を点けようとしているもう1人の旅人もいます。光の明暗を巧みに表現し、会話が聞こえてきそうな小さなドラマを描いています。

 

 

30秒の心象風景28602・軽井澤~広重の木曽海道六拾九次~
https://youtu.be/-YRau92qs44

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