広重の描いた木曽海道は、単なる風景画ではないようです。徐々にその内容に変化が見えてきました。高崎での登場人物は、かなり意味深な内容でしたが、軽井沢では、ほのぼのとした人情味が感じられました。しかし、小田井では、特に信仰にかかわる要素が感じられるものでした。社会的な背景も感じさせます。さて、「塩なた」ではどうかというと、旅行者は登場しないようです。見えるのは現地の舟人足たちの様子です。日常的な自然な風景に見えます。
30秒の心象風景28606・塩なた~広重の木曽海道六拾九次~
https://youtu.be/2h9VXL6MF8Q