毎日何かを撮影したいと思って、被写体探しをしていたときに、思いついたのが野草です。最も長く撮影を続けているシリーズになります。撮影してすぐに映像編集を行うということを繰り返す間に身についたことが幾つもあります。一つはカメラワークの実験です。小さな野草という被写体ですので、カメラポジションによって全く印象が変わります。接写によって得られるものが多いことも知りました。もう一つは、収録した野草についての情報です。名前さえよく解らないものが多かったのですが、編集作業の度に図鑑をひもとくということを繰り返していると、徐々に名前が解るようになって来たのです。10年以上そんなことを続けていると、馴染みの野草が増えてきたのです。雑草だらけの場所に行くとほとんどが顔見知りで、時々新人に会ったりするのです。いまでは、それが楽しみになっています。また、馴染みの花も違う表情で迎えてくれることが多くなりました。
30秒の心象風景28071・塔のような花穂~トウバナ~
https://youtu.be/CWKoSdRHzfk