「多様性」というのが現代社会でのキーワードになっています。生物の多様性に発する考え方は、人類の社会的なしくみの中でも理解されるようになっています。「地球上に生命が現れてから、世代を重ねる間に変異が生じ、種分化を繰り返しながら様々な生きものに進化してきた。」これが現在の生物の多様性の理解です。その基本が変異なのです。感染症の猛威は誰もが知るところですが、ウイルスも世代を重ねる中で変異が起きているのです。地球上に存在する生物の中で、人類が属するのは動物ですが、その動物の多様性は最も理解されてきたものといえます。人類が知る最も多様な動物は昆虫なのですが、その生態は未知といえる要素が幾つもあるのです。身近に観察できる昆虫でさえ、初めて見る種が毎日のように現れます。絶滅種が話題になりますが、人類が知っているのはわずかな現象なのかもしれません。
30秒の心象風景28360・クズの葉の上で~ミスジミバエ~
https://youtu.be/MW41QVBynRk