昨日、作品を搬入（送付）してきました。
木のブロックにシルクスクリーンで3色重ねる。部屋の中に陽だまりができたらと思いながら、明るい色に刷り上げる。
4月13日～23日 奈良市多門町26のK3factoryさんで11時～17時開催のミニ棚展に参加致します。
木に刷るのは、以前制作に失敗した試作依頼久しぶりです。
5㎝×5㎝の中に、先日ジャバラ製本で作成した作品を版画で刷りました。何個かはミスしたけど、成功してよかった。
7点展示です。
他の方の作品も気になりますが、なかなか他の地域に移動するのは気が引けます。
神戸の感染者は300人越え。大阪は、900人越え。
こんな状況で、見に来ていただけるのでしょうか？
奈良のお近くにお住まいの方に、このメッセージが届きますように。
先日、神戸倶楽部に初めて足を踏み入れた。
2年に一度CWAJ PRINT SHOW が、この地で開催される。
ずっと楽しみにしていた。
最初にここで版画の展示会があるのを知ったのは5年前。
それからずっと行きたかったけど、日程が合わなかった。
今年は絶対行く！…ずっと前から何度もスケジュールを調整して、その日に重ならないようにしていた。
ほんと！なんて素晴らしい！！！
こんなにたくさんの作品を、ガラス越しでは無く、マットだけの状態でじっくり鑑賞できるなんて。
そしてとっても良心的な金額。
私は隅から隅までじっくりじっくりじ～っくり見ていた。
なんて幸せ！
東京でもっとたくさん見られると思っていた版画が、あまりにも見られなかったから、ちょっと消化不良だった。
神戸に帰ってきたらこんなにも近くで、こんなにもたくさん見られるのなら、延泊するんじゃなかったと少々反省。
版画芸術という本をずっと購入しているのだけど、その中に出てくる大賞をとった方の作品や有名な作品。
その中に、知ってる人の作品を見つけてうれしくなった。
あまりにじっくり見入ってるから、版画をやってらっしゃるんですか？と声をかけられたのは、ちょっと恥ずかしかった。
穴が開くほど見ていたのかもしれない。
また2年後来れるといいな。
その時は気に入った作品が購入できるように、しっかり働かなくちゃ！
今日は版画工房の日。
ちょっとだけ専門的なお話。
写真や手描きの原稿をフイルムに焼いて、露光機にかけて製版する。
これだけ書くと、スクリーンプリントもそうだしフォトエッチングもそうだね。
ポリマー樹脂の張ってある版を使用するから、ポリマー版画。
銅版画のインクで、銅版画のプレス機で刷ります。凹版です。
私は写真というより、イラストをフイルムに印刷したり、直接フイルムに描いたりして版を作ります。
今回は、以前描いたイラストを元にフイルムを制作。
それを露光機にかけて、製版をして、水の中へ。
そうすると、原稿に描かれた部分は光を遮断されて硬化していないので、ポリマー樹脂が水に溶ける。
それを乾燥させて（ちょっと大まかに書いています）、インクを乗せ、プレス機で刷る。
腐食液を使用しないから、危険を伴わない。
でも、水洗いしているときの匂いはちょっと気になる。
版はちょっとデリケート。
早めにエディション刷り終えるほうがいいかも。
いつもよりやわらかい寒冷紗を使用してやさしくインクを詰める。
今日の出来栄えは…。
明日紙版を加えて2版にしてみようっと。
