個展の作品に色鉛筆をいっぱい描いた。
淡い、その光を感じる作品たちをシルクスクリーンに置き換えている。
そう。今はその作業が止まらない。
乳剤の塗り方、スキージーの扱い方、わからない事は、すべてアトリエの担当者に教えていただいた。
何にも知らない私が、一人で作業するのは息苦しかった。
他の方の邪魔になるのだけは避けたいと。
ほんの数時間のアトリエでできる作業は濃密で時折息苦しさを感じるが、
それは、以前のような息苦しさでは無い。
1分が60秒だという事を細胞の隅々が感じているのがわかるぐらい濃密な時間から生まれてくる息苦しさなのだ。
疑問に思ったことは本やアトリエの担当者、そして悩んで見つけ出す。
そうしてたどり着いたところが今ここにある。
きっともっといい方法があるに違いないけれど、自分で悩んで得たものは何物にも代えがたい。
まだまだ先は長い道のりだけど、こうやって次の作品をどうしようか?なんて悩んでいるときが一番好き!