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05年度、過去最低/総務省実施
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総務省は、日本郵政公社の「成績表」でもある05年度の業務評価をまとめた。
郵便局での巨額の巨額の不正値引きが明らかになるなど不祥事が続いていたことから
19項目の評価項目のうち「コンプライアンス(法令順守)徹底」など6項目で、5
段階の中「C」(取り組み強化が必要)とした。業務評価は03年の郵政公社の発足
後、毎年実施しており、過去3回で最悪の評価となった。
評価は公社を直轄する総務省が公社法に基づき実施する。今回は5月に新潟県長
岡市の郵便局で郵便物のずさんな管理で27億円の不正値引きが発覚したことが響い
て、公社全体の「コンプライアンス徹底」はC評価。06年3月期決算で郵便事業が
2兆円近い売り上げで、当期利益が26億円にとどまり、06年度のは赤字転落の見通
しが出たことなどが影響し、「郵便業務の財務内容の健全性確保」もC評価。「郵
便サービスの維持・向上」「郵便業部の効率化」などでもC評価だった。
C評価は03年度の業務評価でゼロ、04年度は四つで、「成績」は年々悪くなって
いる。
(2006.07.31 朝日朝刊/総説)