大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

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石北本線 奥白滝駅(廃駅)!

2019年05月19日 | 

北海道紋別郡遠軽町にあった奥白滝駅は、北海道旭川市の新旭川駅と網走市の網走駅とを結ぶ全長234.0kmの石北本線の一般駅として、1932(昭和7)年10月1日に開業しました(開業時は石北線に所属)。
しかし、駅周辺の住民がすべていなくなったため、2001(平成13)年7月1日に廃駅となり、信号場となりました。

相対式ホーム2面2線を有していて、列車交換可能な無人駅でした。 また、かつてこの駅からは木材が搬出されていたので、そのための積降線も有していたのですが、貨物取扱い廃止後に撤去されてしまいました。

この奥白滝地区はかつて林業が盛んで、昭和20年代には100戸以上の集落を形成し、駅前には旅館も建っていたそうです。 そして奥白滝駅も、1950(昭和25)年には年間4万人以上の乗降客がありました。
しかし、昭和40年代になると林業も衰退し、この地区から離れていく人が相次いで人口はしだいに減っていき、ついに住民は1人もいなくなり、無人地帯となりました。

そして、1992(平成4)年3月14日のダイヤ改正から奥白滝駅に停車する普通列車は1日に下り1本・上り1本だけとなり、この運行形態は2001年7月1日に廃駅となるまで続きました。

ちなみに現在、旧駅舎は保線要員の詰所として使用されています。

  <奥白滝駅の年表>

 ・1932(昭和7)年10月1日:石北線の一般駅として開業
 ・1961(昭和36)年4月1日:石北線が石北本線に改称され、同線の駅となる
 ・1974(昭和49)年10月1日:貨物取扱い廃止
 ・1983(昭和58)年1月10日:荷物取扱い廃止、駅の無人化
 ・1986(昭和61)年11月1日:この日のダイヤ改正から、土曜の登校日以外は1日1往復の停車となる
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる
 ・1992(平成4)年3月14日:この日のダイヤ改正で、土曜の登校日に行っていた白滝~遠軽間定期列車の当駅延長が廃止されたことにより、すべての日で1日に下り1本・上り1本の普通列車しか停車しなくなる
 ・2001(平成13)年7月1日:廃駅となり、信号場となる

 
(駅 名 標)

 
(上川方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(奥白滝駅駅舎)


 撮影年月日:2001(平成13)年6月21日



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