兵庫県川西市鼓が滝町にある鼓滝駅は、川西能勢口駅と妙見口駅とを結んでいる能勢電鉄妙見線(12.2km)の駅として、1913(大正2)年4月13日に開業しました(開業時は能勢電気軌道)。
4両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
以前は上りホーム(川西能勢口行きホーム)に駅舎があり、下りホームへは地下通路で連絡していましたが、2010(平成22)年11月に下りホームにも改札口が設けられました。
2016(平成28)年度の1日の平均乗降人員は5,048人で、これは妙見線の全14駅中5位です。
鼓滝という駅名は、かつて当地に30mの落差がある滝があり、その滝が鼓のような音を立てていたことに由来しています。
鼓滝駅が属する能勢電鉄妙見線は、もともとは妙見山の能勢妙見堂への参拝客を当て込んで建設された路線で、線形の悪い山間の路線を単行の小型車が行き交うようなローカル色の強い路線でしたが、1960年代に入ると沿線の宅地開発が進んだことにより人口が増加したことに伴ってニュータウン路線へと変貌を遂げ、現在では、能勢妙見堂の参拝客よりも、通勤・通学客の利用が主となっています。
<鼓滝駅の年表>
・1913(大正2)年v4月13日:能勢電気軌道の鼓ヶ滝駅として開業
・1965(昭和40)年4月1日:駅名が鼓滝駅に改称される
・1966(昭和41)年12月5日:ホームの有効長を3両分に延伸する
・1969(昭和44)年5月25日:複線化に伴う線形改良の際に現在地に移転
・1969(昭和44)年10月5日:駅を拡張し、単式ホーム1面1線から相対式ホーム2面2線になる
・1978(昭和53)年10月1日:社名が能勢電鉄に改称され、同社の駅となる
・1980(昭和55)年4月16日:駅構内を結ぶ地下道が完成
・1991(平成3)年 :駅の無人化
・2004(平成16)年8月1日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
・2006(平成18)年3月27日:駅名を鼓滝駅に改称する
・2010(平成22)年11月20日:下りホームに新改札口が設置される
・2011(平成23)年2月18日:バリアフリー化工事が完成
・2013(平成25)年12月21日:駅ナンバリングの導入
・2014(平成26)年12月 :駅名標を刷新
・2016(平成28)年6月10日:交通系IC乗車カード全国相互利用開始により、Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
(駅 名 標)
(踏切上から川西能勢口方面を望む)
(妙見口方面を望む)
(上りホームの駅舎)
(上りホームの駅舎内)
(下りホームの入口)
(下りホームの改札口)