兵庫県丹波市山南町にあるJR西日本の久下村駅は、山陽本線の加古川駅と福知山線の谷川駅とを結んでいる全線単線の加古川線(34.6km)の駅です。
もともとは播丹鉄道の一般駅として1924(大正13)年12月27日に開業し、その後、国鉄加古川線の駅となりました。
かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換も可能でしたが、現在は単式ホーム1面1線のみの無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎が今も健在です。
この久下村駅は旧山南町の代表駅で、昭和30年代までは近隣のパルプ工場の原料搬入や製品の積み出しで賑わっていましたが、貨物取扱い廃止後に利用客が減少し、2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は5人です。
<久下村駅の年表>
・1924(大正13)年12月27日:播丹鉄道の一般駅として開業
・1943(昭和18)年6月1日:播丹鉄道が国有化されて国鉄加古川線となり、同線の駅となる
・1973(昭和48)年10月1日:貨物取扱い廃止
・1986(昭和61)年11月1日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1990(平成2)年6月1日:加古川鉄道部の発足により、その管轄となる
・2009(平成21)年7月1日:加古川鉄道部廃止に伴って神戸支社直轄へ変更され、加古川駅の被管理駅となる
・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化
(左はJR西日本の駅名標:右は国鉄時代の駅名標)
(谷川方面を望む)
(加古川方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(久下村駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:国鉄時代の駅名標のみ1990(平成2)年3月26日、その他は2015(平成27)年12月29日