兵庫県西脇市にあった西脇駅は、加古川線の野村駅(現在の西脇市駅)と鍛冶屋駅とを結んでいた全線単線非電化のローカル線だった鍛冶屋線(13,2km)の旅客駅でした。
もともとは播州鉄道の一般駅として1913(大正2)年8月10日に開業しましたが、その後、播丹鉄道を経て国鉄鍛冶屋線の駅となりましたが、1990(平成2)年4月1日に鍛冶屋線が廃止されたことに伴い、廃駅となりました。
廃止時は単式ホームと島式ホームの2面3線を有する有人駅で、1953(昭和28)年2月に建てられた駅舎が単式ホーム側にありました。
この西脇駅は西脇市の中心部に位置し、鍛冶屋線の主要駅でした。
<西脇駅の年表>
・1913(大正2)年8月10日:播州鉄道の一般駅として開業
・1923(大正12)年12月21日:播州鉄道が播丹鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
・1943(昭和18)年6月1日:播丹鉄道が国有化されて国鉄鍛冶屋線となり、同線の駅となる
・1953(昭和28)年2月:2代目の駅舎が竣工
・1974(昭和49)年10月1日:貨物取扱い廃止
・1984(昭和59)年2月1日:荷物取扱い廃止
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1990(平成2)年4月1日:鍛冶屋線の廃止に伴って廃駅となる
(西脇駅駅舎)
撮影年月日:1989(平成元)年4月9日