シリーズ 「セミナリー基本的教義」その3-「創造と堕落」愛する子供たちへ
「セミナリー基本的教義」シリーズ第3段「創造と堕落」を送ります。
3.創造と堕落
<創造>
天の御父は至高の創造主です。イエス・キリストは御父の指示の下で、天と地を創造されました。地球は無から創造されたのではなく、すでに存在する物質から組織されました。イエス・キリストは無数の世界を創造されました。
地球の創造は神の計画にとって不可欠なものでした。わたしたちは肉体を得て、試され、神聖な特質を伸ばすことのできる場所が与えられたのです。
わたしたちは知恵と思慮分別と感謝をもって地球の資源を使わなくてはなりません。
アダムは地上に造られた最初の人でした。神はアダムとエバを御自分の形に創造されました(創世1:26-27参照)。男性も女性も人は皆、神の形に創造されたのです。<堕落>
アダムとエバが背き、その結果、霊の死と肉体の死を含む変化がもたらされたことを、堕落と呼びます。
エデンの園で、神はアダムとエバに善悪を知る木の実を食べてはならないとお命じになりました。その実を食べると、霊の死と肉体の死がもたらされるからです。霊の死とは神から離れることです。肉体の死とは霊が肉体から離れることです。
アダムとエバは命令に背き、善悪を知る木の実を食べたため、主のもとから追い出されてしまいました。つまり霊の死を経験したのです。二人はまた死すべき状態、つまり肉体の死を受ける状態となりました。
アダムとエバの子孫であるわたしたちは、この世にいる間、堕落の状態を受け継いでいます。そのような状態の中で、この世の苦難や悪魔の誘惑に試されているのです(モーサヤ3:19参照)。堕落は天の御父の救いの計画に不可欠です。堕落には二つの面があります。つまり、肉体と霊の死を招くという消極的な面がある一方で、地上に生まれ、学び、進歩するための機会を与えるという積極的な面があります。
堕落の結果、アダムとエバとその子孫は喜びと悲しみを味わい、善悪を知り、子供をもうけることができるようになりました(2ニーファイ2:22-25参照)。
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