最大の防衛は「国民の気高い心」私はそう思う

ここで私は声を大にして言いたいことがあります。
「国民一人一人が気高い心をもつ」それが最終的には武器よりも防衛力になるという事です。
日本には過去の歴史の中、仏教の教え……例えば「全てのものは縁で結ばれている」という教えや、
神道の「禊（みそぎ）」や「大自然の法則」など素晴らしい教えがありますが、
近年それに接する人たちの数が少なくなったような気がします。
経済至上主義に日本中が湧き、豊かになり、その結果バブル崩壊という憂き目も経験した我が国でありますが、
その副産物で、大切なものを忙殺され、心を失ったのではないでしょうか？　
「日本を取り戻す」！それは豊かさや経済復興劇でしょうか？
日本は「こころを取り戻す」これに向かわなくてはならないのでは？　
人は何故うまれ、何の為に生まれたの？という素朴な疑問に答えられるでしょうか？　
私たちは地球を道場として使わせていただきながら、魂の向上を目的として生まれてきております。
私たち人間には目に見えないものに至るまで「縁」しており、つまりつながっているということです。　
或いは目に見えないものなので「霊ライン」と申しましょう。
私たちは昨日の延長線上に今日があるように思いますが、一日として完全に同じ日はないはずです。
良い事も悪いことも日々変化しながら訪れます。時には怒り、時には涙し、時には腹から笑い…・
では魂の向上って何の為にするの？　それは自分の心の癖（くせ）を軌道修正するためです。
切れやすい癖、依存してしまう癖、許せない癖、ムカつく癖…自己中の癖…それをもし変えられたらすごいですよね。　

でもそれができたら、その人に「霊格・人格」が備わるのです。
見えないものが見えて来ます。決してお化けや、前世、人のふところが見えるなどという超能力でも霊力でもありません。

例えば、最初は愛し合っていた夫婦がある時を境に状況が変わることがあります。
突然夫がギャンブルに走り始め、借金だらけになった、こんなはずではなかった…こんなこともありますよね。
でも、この世的に申せばギャンブルに走る夫が悪いって心で裁きますが、霊格がたかくなると、その原因を探り、
その原因が夫にあるだけではないっていうのが判ってまいります。

自分に縁したことから、このギャンブル癖を夫に現れてきたんだって判ったとき、夫を責められますか？　
そんなことが判ると自分を高めることが如何に大切かが判ってまいります。　
そして国は一人一人の霊格でその運命が変わって来るっていうのも何故か判ってきます。私たちは時空を超えた存在に目を向ける心が必要であり、現実世界の出来事に惑わされず、「心の奥底に浸透して深きを覗こうとする心」が大切です。これが人格や品格につながります。そしてやがて「気高い日本人の絶対数」が多いほど国家の防衛になるということに気づきます。　
今日はここまで…又ね。