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2013-03-28 05:47:29 | 修行の為の「縁」
昨日の続きです~~

夫のマシュウが更に妻のシンシアに尋ねます。
「人形の説明はそれでつくけど、このびっくりするほどの札束は? この大金はいったいどこからやってきたのだろう?」
「ああ、それはね」妻のシンシアは続けます。
「そのお金はね…、人形を売って稼いだお金よ」
マシュウとシンシアの物語はここで終わります。

つまり、シンシアが五十年もの間夫の我が儘に耐え、怒りを胸におさめ、言いなりになる努力をするたびに
膨大な数の編み人形が増え、それを売りつつ、へそくりを溜め込んだという話なのです。
つまり僅か二個の編み人形ではなかったのです。

私はこの話を聴いて現実的な結末を想像しました。
九万ドル以上ものお金が気になります。
結局シンシアが死んだら、マシュウのために貯めたお金になるのではないだろうか?
それは、ちょっと気に入らない美談です。
マシュウは喜んでシンシアの死後、若い女性と世界一周という豪遊をしたかもしれません。
ストーリーを変えたいのは私だけでしょうか?
いや、強引に変えないと、古代エデンの園のアダムとイブの話も否定されてしまうのです。
  ◇◇◇
以下、私の創作です、
  ◇◇◇
マシュウは、シンシアの苦労を思うと胸の痛くなる思いでした。
思い切りシンシアを抱きしめました。
しかし、マシュウは残されるであろうお金で「俺は舟でも買って老後のんびり過ごそう」といつしか思うようになります。

ところが、ところが、天のお加護か…不思議なことが起こります。
シンシアは奇跡的に、回復するのです。
信じられないほど元気を取り戻すのです。
嘘のように、活き活きとします。

これまで売ってきた手編み人形の人気があがり、あちらこちらへと講師として呼ばれます。
シンシア独自の創作手編み人形の人気はうなぎのぼりで益々売れていきます。

忙しくなったシンシアに驚き、マシュウは妻の多忙ぶりに不満が蔓延し、以前より生活は楽になったにも関わらず
妻に感謝がなく…相変わらず、好き勝手で我儘です。

期が熟して来ました。

シンシアは今やカリスマ人形制作の講師。
感謝のない夫の怠惰やわがままにうんざりしてきました。
心の奥底では、「私はこのままではダメになる。マシュウだって人間的な向上がないわ」
そういう決意で熟年離婚を決心しマシュウに思い切って話をしました。

夫のわがままがゆえに培うことができた腕前、手編み人形のエキスパートとして弟子もでき、稼ぐことができます。
シンシアは内心は夫に感謝しておりました。
マシュウに最後のプレゼントで舟を買って上げました。
「あなたはこの舟に乗って、新しい人生航路を独りで進んでください。その時私はそばには居ないわ」

  ◇◇◇
こんなストーリーどうでしょうか?
これなら、シンシアが多くの人を歓ばせ、人々に感謝され、捨てられた夫も実は、間接的ではありますが。
多くの人々を喜ばせる素晴らしい徳積みをしたことになりますね。


1 コメント

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Unknown (Giovanni)
2013-03-28 09:55:25
よい日記
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