続…アダムとイブの本当の話

3月22日、アダムとイブの本当の話の続きです。
神様が「女というものをアダム…お前に創ってやろう」と言われ、しかも肋骨の一本を代償として神様に渡さなくてはならない…と聴き、アダムはかなり長い間深く考えこんでおりましたが、
「判りました。では神様にお任せしましょう」
およその話、これが創世記における従来の伝説でありました。

つまり、誰もが知ってる「イブはアダムの肋骨から神がお造りになった」
という伝説です。
しかしながら、実はエデンの園に最初にいたのは、アダムではなく、イブであったという別の話も面白いので耳を傾けることにしましょう。
ある時、エデンの園に長く暮らすイブが神様と話をしました。
「神様、私には悩みがあるのです。」
「イブ、それはどういう悩みなのですか？」神様は尋ねました。
「神様が私をお創りになったことも、このすばらしい動物たちのいる明るく美しい園、次から次へと…折々咲き乱れる美しい花園を私にお与えになったことも感謝してます。
けれども…私は幸せじゃないのです」
「イブ、それはどうしてなのですか？」
「神様、私は退屈でそして…孤独で寂しいのです。もうリンゴもブドウも…死ぬほど飽き飽きしているのです」
「ふ～む、それなら私にいい解決策があります。
あなたに『男』と言うものを創ってあげましょう」
「『男』？いったいそれは何なのですか？」
「悪い特徴を沢山あわせ持つ…ちょっと欠点のある創造物なのです。
あなたと同じ人間なのですが、ちょっとばかり体の形も性質も違う点があります。

神様はこう続けます。
「『男』と言うのはナ、ウソをつき、騙し、うぬぼれが強く、権力や名誉が大好き、
勝ち負けの勝負が好きで…その為に争いも起こすし、時には命をかけて戦う…そしてそれを止めようとするあなたには苦労をかけるのです。
しかしながらあなたより大きく、強く、足も早く・・・あなたのために狩りや、土を耕し、その力を利用して時には戦い、あなたを守ってくれます」

神さまは続けます。
「浅はかで、ケンカが好きで、すぐ浮かれ、はしゃぎ回り・・・大きくなっても子供なのが男というもの…酒を飲んで大騒ぎもします。それからタバコという嗜好物が世に出てきます。 それにいの一番に手を付けるのが男です。 女のあなたから見ると好き勝手をするバランスの悪い人間です。
男というのは知恵はあっても、あなたほど心は賢くないので、まともな考えを持つようになるにはあなたのアドバイスや応援が必要となります」
神様のこのような話に
「悪くないわね」とイブは言いました。
しかしながら、ふと気づいたようにイブは尋ねます。
「神様、何か私が気をつけるような問題点はありませんか？」
「私が言ったように、『男』は自尊心が強く、ごう慢で、自画自賛したがるので…。 あなたと私だけの大切な秘密があります」
この続きは後日…