最近とみに、監視カメラが増えてきた。たとえば、毎日歩く新宿の街には防犯用のカメラが多数あるのに気がつく。ロンドンの街には驚くくらい監視カメラが設置されていたが(オーウェルの『1984年』みたいに・・・ただし音声は拾っていないと思うが)、東京にもそういうカメラが目立ってきた。
別に悪いことをするわけでもないのに自分の姿が撮影されているのは、あまり気分のいいものではない。銀行のATMに防犯カメラがあるのは、場所の性質上、まあよしとしよう。駅の改札口にもカメラがついているが、あれはきっと、ばっちり録画されていると思う。仕事をサボって電車に乗って出かけたりすると、本気で調べられたりしたら、自分の行動がばれてしまうわけだ。コンビニにも監視カメラは必ず設置されているし、道路にもカメラはついていたりする。エレベーターの中にもマンションの入り口にもある。ファミレスにも牛丼屋にも。もはや、何にも記録されずに行動するのは不可能な世の中のようだ。
こんなことを書きつつ、実は僕の職場自体が24時間監視カメラで録画されている。その結果、僕の1日の仕事ぶりも完全に録画されている(カメラの死角が多少あるのは確かで、そこに逃げ込むこともあるが)。先日、その録画を再生する必要が生じて、ついでに自分自身の仕事ぶりを観察してみたのだが・・・自分の姿勢とか、話し方とかが気になる。もっと背筋を伸ばしたほうがいいかな、とか。今回再生が必要な場面には幸運にも入っていなかったようだが、後輩たちとしゃべったりして、仕事中にくつろいでいる様子もちゃんと録画されているはずだ。気をつけないと。
「再生する必要が生じて」と書いたが、この件は僕自身が勤務中に警察署へ行ってくるような、実はなかなかの事態だった。32歳にして生まれて初めて警察署なる建物に入り(既にたくさん警察にお邪魔した経験があったりしたら、それはあまりよろしくない)、警察署というものに関して多少感想も持ったのだがそれはまた別の話。ちなみに僕が悪いことをしたのではないので、くれぐれも誤解のないようによろしくどうぞ。そして、その録画した画面は証拠として警察に提出することになった。従って、僕の真面目な(・・・あるいは、正確には、くつろいだ)仕事ぶりもまた警察署の証拠物件倉庫の中で、公に数年間保管されることだろう。
ということで、現代人の一員として、僕もまた常に撮影されているという心構え、俳優のような心構えを持って生活すべきなのだろうか。ときどきカメラ目線を送ってみたりしながら。うーん・・・絶対無理、間違いなく。そういう、肩こりがひどくなるような事態は勘弁してほしい。僕にできるのは、監視カメラをそっと睨み返してみることぐらいが関の山。
別に悪いことをするわけでもないのに自分の姿が撮影されているのは、あまり気分のいいものではない。銀行のATMに防犯カメラがあるのは、場所の性質上、まあよしとしよう。駅の改札口にもカメラがついているが、あれはきっと、ばっちり録画されていると思う。仕事をサボって電車に乗って出かけたりすると、本気で調べられたりしたら、自分の行動がばれてしまうわけだ。コンビニにも監視カメラは必ず設置されているし、道路にもカメラはついていたりする。エレベーターの中にもマンションの入り口にもある。ファミレスにも牛丼屋にも。もはや、何にも記録されずに行動するのは不可能な世の中のようだ。
こんなことを書きつつ、実は僕の職場自体が24時間監視カメラで録画されている。その結果、僕の1日の仕事ぶりも完全に録画されている(カメラの死角が多少あるのは確かで、そこに逃げ込むこともあるが)。先日、その録画を再生する必要が生じて、ついでに自分自身の仕事ぶりを観察してみたのだが・・・自分の姿勢とか、話し方とかが気になる。もっと背筋を伸ばしたほうがいいかな、とか。今回再生が必要な場面には幸運にも入っていなかったようだが、後輩たちとしゃべったりして、仕事中にくつろいでいる様子もちゃんと録画されているはずだ。気をつけないと。
「再生する必要が生じて」と書いたが、この件は僕自身が勤務中に警察署へ行ってくるような、実はなかなかの事態だった。32歳にして生まれて初めて警察署なる建物に入り(既にたくさん警察にお邪魔した経験があったりしたら、それはあまりよろしくない)、警察署というものに関して多少感想も持ったのだがそれはまた別の話。ちなみに僕が悪いことをしたのではないので、くれぐれも誤解のないようによろしくどうぞ。そして、その録画した画面は証拠として警察に提出することになった。従って、僕の真面目な(・・・あるいは、正確には、くつろいだ)仕事ぶりもまた警察署の証拠物件倉庫の中で、公に数年間保管されることだろう。
ということで、現代人の一員として、僕もまた常に撮影されているという心構え、俳優のような心構えを持って生活すべきなのだろうか。ときどきカメラ目線を送ってみたりしながら。うーん・・・絶対無理、間違いなく。そういう、肩こりがひどくなるような事態は勘弁してほしい。僕にできるのは、監視カメラをそっと睨み返してみることぐらいが関の山。