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A Diary

本と音楽についてのメモ

ハロルド・ピンターさん

2005-10-14 21:48:37 | 日々のこと
今年のノーベル文学賞は、イギリスの劇作家ハロルド・ピンターさんに決まった。

ここ10年くらいヨーロッパからの受賞者が多かったので、今年は他の地域から選出されるだろうと言われていた。実際、トルコの作家やシリアの詩人の名前が有力候補として上がっていた。

さらに、イギリスからは2001年にVSナイポールが受賞している。偏りがないよう、受賞者の出身国についてはかなりバランス重視のノーベル文学賞としては、この点でも意外な結果だといえる。

しかし、ピンターさん本人の文学的資質、つまりノーベル文学賞にふさわしいかどうかについては、疑念の余地はない。十分にふさわしいと思う。

僕は学生時代に20世紀のイギリス文学、とくに第二次世界大戦後のイギリス文学を中心に勉強した。従ってピンターの名前を知ってるのは当然かもしれない。しかし、小説が興味のメインで、詩や戯曲についてははほとんど触れることがなかった。ただ、それでもハロルド・ピンターの名前はしっかり覚えている。第二次大戦後のイギリスの劇作家として必ず名前の挙がる人なのだ。とくに『The Caretaker(管理人)』という戯曲は良く目にするタイトルで、彼の代表作のひとつ。

ちなみに、戦後イギリスの劇作家で最も重要な人はサミュエル・ベケットだと思うが、彼は既に1969年にノーベル賞を受け、1989年に亡くなっている。

読みやすいか

2005-10-13 00:55:40 | 日々のこと
毎朝、新聞を読むたびに思うのだけど、僕の購読しているA新聞は活字が大き過ぎないだろうか。

この新聞は、何年か前に「より読みやすく」するために、大きい活字に変更になった記憶がある。それ以来、僕にはなんかしっくりこない。読みづらいのだ。

字が大きくなってから、一行あたりの字数が減り、改行がどうしても頻繁になる。これが読みづらい原因のひとつ。

あとひとつ、やはり純粋に字が、でかすぎると思うんだけれども。僕は矯正視力1.0で、いたって普通の視力だが、やっぱり大きくて読みづらい。もっと小さい字だったら、視野にたくさんの文字が入るから、一気にたくさん読めて効率がいい。読むスピードが出せる。

今の活字はなんだか、目の良くない人のため用に思えてくる時がある。もしくは子供用の活字に。

新聞社は、「難しい」とか、お堅いイメージを払拭するために、写真を多くしたりカラーにしたり、あれこれ紙面を変化させてきている。活字の拡大もその流れのひとつということか。新聞もまた商売だから、お客さんたる読者にたいして、良かれ悪かれ、あれこれ媚びてくるわけだ。

大きな活字になって、明らかに新聞全体の字数は減ってるはず。情報量が減少したのだから、活字変更の際、値下げしてくれただろうか。あるいはページ数が増えたか。すっかり忘れてしまった。

それとも、こういう文句は取り下げるべきなのかもしれない。そう、いずれは僕も老眼になって、新聞ひとつ読むにも難儀する日が訪れるのだろうから。

カモミール

2005-10-11 21:43:43 | 日々のこと
3、4年前くらいの頃は仕事でハーブティーを取り扱っていたので、商品知識をつけるという名目もあり、ティーバッグのハーブティーをたくさん飲んだ。それこそ毎日のように。

ところが生活環境も、仕事も変化してしまい、あんなに慣れ親しんだハーブティーともめっきりご無沙汰になっていた。日本でもかなり売られているけど、積極的に買おうという気までにはならなかったせいでもある。

そんな折、最近カモミールのティーバッグをお土産にいただく機会があった。で、今日久しぶりに飲んでいる。やっぱりおいしい。この香りと味わい。「おいしい」と書いたけど、味わいがおいしいというよりは、香りを楽しむという感じ。

カモミールは確か鎮静効果があったような。イタリア料理を食べた後にはカモミールティーが僕の定番だった。味は、どちらかといえば「良薬口に苦し」系。わかってもらえるかな。

ちなみに一番好きなハーブティーは「ヴァレリアン」でした。寝付きが良くなるハーブですが・・・あの香り(というか、匂い)にやみつきになってしまい、かなりヤバかったかも。