石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

汚染水放出 全体像示される!

2021-10-06 11:55:03 | 脱原発情報

新設 海底トンネル掘削 1キロ㍍沖へ・・・

8月末、東電は汚染水の放出について、海底トンネルを造り沖合に放出する計画を発表した。2年後の放出に向けて、議論がないまま約束違反の計画が推し進められている。その問題点を探った。

 
[資料1]ALPS多核種除去設備で2次処理ができないなど
    様々な問題が浮上した新計画

過酷事故前の第一原発トリチウム放出は5~6号機取水口から港湾内の海水を取り込み復水器冷却後同排水溝から港湾外へ放出していた。それが(資料1)の新計画では「ALPS処理水タンク」→「ALPS多核種除去設備・二次処理」→「ローテーション3万m3・受入・測定・放出」→「移送ポンプ」→「流量計・流量調整弁」→「直径2m・長さ7m・ヘッダー管に汚染水を流入・海水で希釈」→「海底岩盤を掘削して2.5mの海底トンネルを造り」→「1㎞沖合の放水口」から海洋放出する案へ変更した。
 これまで、口を開けば「トリチウム水は害はない!」と言い続けて来た。それが風評被害…これだけで手間暇と莫大な金をかけるのか・・・である。更に、ボーリング調査を行うためには地元自治体、政府、漁業組合の承認が不可欠であると言う。特に、汚染水の海洋放出には全国漁業協同組合連合会、福島、宮城、茨城の漁協共同組合など30の団体が反対を表明し、これを納得出来るのか!福島県では全体の凡そ70%にあたる41の自治体が反対している。2年後に向け、更なる反対運動が求められている!

 

脱原発情報 No237号 PDF版はこちら

 

P2~3 「ALPS多核種除去設備」とは・・・②
    複雑すぎて故障の連続 役立たずの設備!

P4~5 猪狩忠昭さん過労死第1回口頭弁論
    仙台高裁 被告を糾弾し和解勧告する

P6  追悼 佐久間寛さん(三春町)
      岩下 潔さん(喜多方市)



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