被爆者の救済無くして核廃絶無し!
被ばく80周年原水禁世界大会・福島大会
7月26日福島市飯坂で第80回の原水禁福島大会が開催された。日本原水爆被害者団体協議会は昨年ノーベル平和賞を受賞した。私たち市民の闘いが、いのちを、平和を諦めず戦い続けることが、人々を、世界を動かしている。福島第一原発事故も政府は被ばくを過小評価し被害の実態から目を背けているが、私たちが身をもって体験した未曾有の甚大な被害は隠しようのない事実である。「事故被害者・被ばく者の救済無くして脱原発無し」「脱原発無くして事故被害者・被ばく者の救済無し」を訴え続けよう
[資料1] 34万9,246人の原爆死没者名簿を納める慰霊碑
広島市の広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)には2025年の今年、34万9,246人の原爆死没者名簿が納められている。長崎の死没者を加えると50万人をこえる。福島県なら郡山市と会津若松市と須賀川市のすべて合わせた人数だ。
しかし実数は更に多いと推定される。広島の1945年8月6日から年末までの死者の推計は14万人±1万人とされているが、市が把握している犠牲者は8万9,000人余りなのだ。1家全滅した家族、朝鮮半島出身者、軍人など実数がつかめていない。しかも国は戦争責任や補償の増大を懸念したのか、調査に消極的姿勢を続けている。
「核も戦争もない 平和な21世紀に!」とのスローガンのもと開催された福島大会は高校生平和大使の司会のもとに主催者や現地実行委員長から現在の「核戦争の危機が迫るウクライナやガザの現状」や終わらない原発事故、核廃絶と向き合わない被爆国日本政府の姿勢などが指摘された。
基調講演では世界大会共同 実行委員長の金子哲夫さんから「核と人類は共存できない 核なき社会を目指して」と題して原水禁の運動の歴史から学ぶべき事を提起された。
①原水禁運動の原点は被爆の実相「被爆者の救済無くして核廃絶無し・核廃絶無くして被爆者の救済無し」これは原発事故でも同じである。
②被爆者援護と原水爆禁止が運動の両輪、原爆被害者こそが権利を要求し、権利を守る主体(被団協の結成)
③「核と人類は共存出来ない」一つの道はオーストラリアの先住民の訴え。聖地を取られ危険で低賃金の被ばく労働 。核実験場とされたミクロネシアの核被害。被ばくは世界中に広がっている。
④被爆30周年大会で確立した「核絶対否定」平和利用と宣伝された原発もウラン採掘から始まる核サイクル社会のすべての局面で作り出される核被害者を作らせてはならないという強い思い。
⑤加害の責任を認め、被害者の救済を。大事な事は被害者が被害者として認められること。「核被害者の救済無くして核廃絶無し・脱原発無し」
政府の原発回帰政策、無責任な除染土の処分計画、刈羽原発再稼働を止める活動など、問題山積の原発に対して力強い運動を各方面で組織し闘ってる皆さんとともに、核廃絶・脱原発の闘いを一歩いっぽ進めていきましょう。 文責 斉藤章一
P2 カムチャッカ沖M9.0の地震発生
津波警報200万人避難指示!
P3 原発でダメになった会社‥東電 ⑤
こんなところに原発建設があっていいのか?
P4 東芝崩壊の教訓 原発の安全性の再考
P5 原発の運転開始から55年、原発被ばく労働者の現状と課題【第6回】
労働者の被ばく(第2回)
P6 過去に学び 今を知り 未来へ活かす