石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

双葉・大熊両町 経産省に要望書 No224号

2020-08-23 22:02:36 | 脱原発情報

「汚染水継続保管反対」世論動向に焦り!

 第一原発に溜まり続ける汚染水の処分問題について、双葉・大熊両町長は7日、松本洋平経産副大臣に対し「要望書」を手渡したという。その問題点を指摘したい。

「要望書」とは「大熊町・双葉町の復興や地方創世に向けた重点要望について」というもので「復興庁・経産省(内閣府)環境省」に要望をしたものである。
 そして11日には読売新聞社で記者会見をして「処理水の保管継続には明確に反対する」と述べたという。
 右の「重点要望事項」には「…問題解決を先送りすることなく…」と書いているだけで「保管継続に反対する」などとは書いていない。
 取材した記者は、その感想として「町長2人は、長期保管を求める声が高まっていることに焦燥感を募らせていた」と書いている。それなら何故、政府が喜ぶ「保管継続には明確に反対するなど言うのか!」これも明らかに他の重点項目を受け入れてもらうための“忖度”ではないかである。
 この見解は明らかに新聞社を利用したミスリードである。

 

脱原発情報 No224号 PDF版はこちら

 

P3~4 過酷事故から9年 廃棄物施設は目の届かない所に!

P5   子どもを危険にさらす不溶性放射性微粒子(セシウムボール)
    「子ども脱被ばく裁判」結審によせて

P6   滋賀県に自主避難9年目
    青田さん 自作の布絵と詩に込めた思いを