東日本壊滅か‥
シミュレーションが出されていた!
[資料1] 2011年3月14日 3号機が水素爆発した現状
未曾有の原発過酷事故から14年の歳月が流れた。(資料1)そして核燃料デブリの取り出しは難渋を極め0.7㌘をようやく取り出した。しかし、敷地は日に日に放射性廃棄物が増え続け「暴走した核」の後始末が、いかに困難なのかを思い知らされている!(注1)
3.11巨大地震は震度6強の強烈な「短周期地震動」が3分間続いた。その時「原発が駄目になる!」と思った。
その振動と軟弱地盤は7本中6本の「外部電源鉄塔」をなぎ倒し、原発の電源を断った。その後…15㍍津波により「非常用発電機」が根こそぎ絶れたのだ!更に、幾重にも用意していた「非常用炉心冷却装置」(ECCS)が働いた形跡はなく、特に自動で冷却する「非常用冷却装置イソコン」がダメになったのには所員が驚愕するばかりであったと言う。
1~3号機の核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」となり核燃料デブリになった。 2度にわたる「水素爆発」は避難していた20㌔先の川内村でも凄い音量で響き渡った!事故から4日目、メルトダウン時、第一原発の吉田昌郎(まさお)所長は「このまま水が入らないと東日本一帯が壊滅する」と被害の巨大さに戦慄したと言う。
[資料2] 2011.3.25に近藤駿介氏が書いた「最悪のシナリオ」
この「東日本壊滅」は当時の菅直人総理が原子力委員会の近藤駿介委員長に依頼したシミュレーションで「最悪のシナリオ」(資料2)を言う。
格納容器が破損し放射能が放出され第一原発から半径170㌔は強制避難250㌔は自主避難だった。北は盛岡市、南は横浜市…まさに東日本ばかりではなく中枢の首都圏が機能不全になることは、日本全体がダメになる事である!
言いたいのは「人間は核を制御できるのか‥」である!
吉田所長が英雄視された「水問題」や4号機の使用済み燃料の冷却水は「偶然の産物」だったというのだ!
P2~3 希望の星 小型原子力発電設備が失望に!
次世代革新炉のエースが経済性が見込めず頓挫
原子力船むつに積載された小型炉の末路
P4 東芝崩壊の教訓 日本の未来と官僚の過去とこれから‥
P5 原発の運転開始から55年、原発被ばく労働者の現状と課題 【第1回】
原発推進政策は68万人もの被ばく労働者を生み出した
うち、原発被ばく労働者は50万人近い規模