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石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

南海トラフ巨大地震 被害想定 No281号

2025-05-26 20:36:14 | 脱原発情報

南海トラフ巨大地震 被害想定
    直接死29.8万人 全壊建物235万棟と試算!

  政府の中央防災会議は「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」が今年3月に南海トラフ巨大地震の被害想定を全面的に改正している。経済被害は292.3兆円となる過去最大の被害が出る!
 
                      [資料1]           南海トラフ巨大地震被害域

(資料1)は東海沖から九州沖が被害を受ける。
 高知県で高さ最大34㍍、静岡県で31㍍。
太平洋沖ではどこでも3㍍以上の津波が観測されると言う。

       [資料2
]          南海トラフ巨大地震の被害想定の変化

 (資料2)は「南海トラフ巨大地震の被害想定の変化」で、左が前回の想定で、右は今回の想定である。被害の予測としては直接死は29.8万人、全壊建物235万棟。前回想定の直接死33.2万人、全壊建 250.4万棟からはやや減少しているが、甚大な被害が出ることに変わりはない。更に「避難をすぐ開始した場合」は死者数は14万人ほど減ると予測している。しかし「太平洋プレート」と違い10分前後で津波が到来すると予測しているのだから、この予測は甘い!死者数を14万人ほど減らすと言うが、高齢者が増えている現状からすると尚更である。また、昨年の能登半島地震で「災害関連死」は「直接死」の犠牲者を試算して最大5.2万人としている。地震後の避難者総数前回想定の950万人から全人口の1割に当たる1,230人万人増加し、食料は3日間で1,990万食が不足すると試算している。経済的被害額が前回2013年想定から50兆円以上増え292.3兆円としている。2024年度の名目GDP(国内総生産約609兆円)の半分近く、国家予算の2倍以上になっているのだ。正に、国家の存亡を左右する大地震である! 更に、政府の地震調査委員会は今年1月「南海トラフ」で今後30年以内でM8~9クラスの地震が発生する確率を「80%程度」に引き上げている。発生時期は2030年になると言う。今から5年後である!
 日本列島の何処にも原発を動かして良い場所などあろうはずがない…「即・原発の廃棄」である!
 

脱原発情報 No280号はこちらから

P2  原発でダメになった会社‥東電 ②
    「太平洋プレート」近傍と「日本海遠縁ひずみ集中帯」に17基!

P3  原発の運転開始から55年、原発被ばく労働者の現状と課題【第3回】
    多重下請け構造 <続き >

P4  東芝崩壊の教訓 トランプ関税の影響 

P5  廃炉に100年かかれば人の生涯では無策と同じ!
    原状の問題点を明らかにし住民・国民の判断を仰げ!

P6  再開後 第84回 東電交渉
    3.11事故後 職員が1万2千人も退職している!

 



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