石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

福島県内震度5弱の揺れが襲うNo245号

2022-05-28 18:46:48 | 脱原発情報

日曜日 福島県内 震度5弱の揺れが襲う!
グラッと揺れる恐ろしさは例えようがない・・・

 5月22日、12時24分、茨城県沖を震源とする震度5弱の地震があった。


【資料1】22日近傍の地震活動

(資料1)気象庁の発表によると震源は北緯36.8度、東経141.5度、深さ約5㎞、M(マグニチュード)6.0、最大震度5弱であった。

 
【資料2】震源と震度

当時、私は福島市にいた。 会場で食事していたら「地震緊急警報」が鳴動し、グラッと来た!天井のシャンデリアが大きく揺れ、多くの人は机の下にかくれる状態となった。震源は茨城沖との事なので、いわき市の友人に電話したところ「突き上げるような揺れでひれ伏した。震度5弱だ!」と言う。(資料2)
 すぐ引き返し、自宅のあるいわき市に向かう。 市内は平常の生活のような状態で地震の被害は確認されなかった。
 
【資料3】旧割烹旅館の裏山が崩落した現場

 市の災害対策本部によると震源に最も近い小名浜地区で土砂崩れが起きたと言う。(資料3)は土砂崩れの現場である。
 旧「割烹旅館」2階建ての裏側斜面から岩や土砂が1階部分に流れ込んだという。現場は危険なため防災関係者とメデアだけで私たちは近づけなかった。そこは2世帯6人が暮らしていたが全員無事だった。その他にもけが人などは確認されていないため市内の公民館に避難したという。JR東日本によると新幹線、常磐線、磐越東線では一時運行を見合わせた。その他の公共交通機関の乱れは、日曜日であったこともあり混乱しなかったと言う。既報No244でも伝えたが先月19日にも震源地は福島県中通りで、震源の深さは93㌔、M7.4と推定される地震が起きている。 東電の第一原発と同第二原発は新たな異常は確認されていないと言う。しかし、「油断大敵」である。
 第一原発は1971年に運転開始しているから半世紀が経過し経年劣化は甚だしい。  加えて3.11の地震動を受け、水素爆発(核爆発)、浜風、塩害、錆、腐食とボロボロである。 その事を決して忘れないことが大切である!

 

脱原発情報No245号 PDF版はこちら

P2~3 
再開後 第66回東電交渉

P4  (故)猪狩忠昭氏の過労死裁判 賠償棄却
    東電・宇徳の過失認めず

P5  「県民健康調査」
   中立・公平性は保たれてきたのか! 

P6   核の犠牲を強いる組織ICRP
   トリチウム汚染水の海洋放出にお墨付きIAEA