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朝光寺(本堂・国宝)

2014-07-12 19:08:50 | 加東市
2014年7月12日、加東市にある朝光寺にお参りしました。境内にいた案内ボランティアの方に説明していただきました。ありがとうございました。
山号を鹿野山と称し、高野山真言宗で、本尊は2躯の十一面千手千眼観世音菩薩立像です。法道仙人が651年に開基したという伝承をもち、本堂は国宝に、鐘楼は国の重要文化財、多宝塔は兵庫県文化財に指定されています。2つの塔頭寺院があります。また、毎年5月5日に行われる「鬼追踊」は、翁1人と鬼方4人で演じられる。松明を持った翁の踊から始まり、松明の赤面鬼、斧の青面鬼、太刀の黒面鬼、錫杖の黄面鬼と順に踊って、最後は鬼が一団となって群舞する。踊は単調な鐘の拍子にのり、大きく跳躍したり、採物を振るなどの所作を繰返し、五穀豊穣、無病息災を祈る。起源は室町期といわれており、兵庫県の指定無形民俗文化財となっています。
加東市畑609
map
本堂
説明書より「寺伝によれば、本堂は、文治5年(1189)に現寺地の北の権現山からこの地に移り再建したという。建立年代は、厨子裏側羽目板の墨書きによれば、応永20年(1413)に仏壇を造営し本尊を移したとある。内部は密教寺院本堂の典型を示す。外陣は側一間通りを化粧屋根裏とし、中央部は虹梁を架け、鏡天井を張る。内陣は太い格縁をあらく配した鏡天井である。もと三間であったものを、江戸時代に四間に改めたが原形をよく残している。室町初期の和様と唐様の折衷様式の遺構として貴重なものである。」
ボランティアに本堂の柱が胴張があるが手前は違うのではと尋ねたら、正面の向拝は補加したので違いがあるとのことでした。













内部





本堂の床下柱が手前から4つ目がまっすぐではない。これはこの建物が未完成ですとの教えのためとか。(ボランティアより説明)



鐘楼
「創建は明らかではないが、寺伝によれば永正年間(1504~20)に赤松義村によつて再建されたとある。とくに箱棟をのせた寄棟造りに袴腰という形態は、全国的にもその類例が少なく貴重な遺構である。」



多宝塔(兵庫県指定文化財)

仁王門





境内にて





鎮守社

石造五輪塔(加東市指定文化財)、法道仙人を供養したと言われています。

六面石幢(加東市指定文化財)、真ん中のものです。六面に像が彫られています。

つくばねの滝
山門のすぐ南の鹿野川に懸る滝です。この周辺にツクバネが自生していることから「つくばねの滝」と呼び名されています。
ツクバネはビャクダン科の植物で、果実の形が羽子板で突く羽根に似ているので衝羽根と名付けられました。

滝の音と一緒に見てください。→→動画
ツクバネ

実が8月には黄色くなるそうです。

塔頭寺院
吉祥院









総持院














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