ビラがパズルの人(東田大志)オフィシャルブログ

ビラがパズルの人ことチェバが、日常という名のパズルを解き明かす!?

モザンビーク体験記その5

2009年04月05日 01時01分52秒 | ビラがパズルの人世界進出計画
しばらく更新が滞ってしまいすみませんでした。
モザンビーク体験記の続きをどうぞ。

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チブートの村の人たちは、朝ニワトリの鳴き声とともに起きて、午前中に様々な仕事をし終えてしまいます。
というのも、日が高く昇ると、暑すぎて仕事にならないからです。
また、仕事をするのは主に女性と相場が決まっているようです。

まず、村の人たちにとっての最も重要な仕事の一つに、水くみがあります。



これは、村の皆さんが井戸から水を汲んでいる様子です。
チェバが滞在した村からここの井戸までは、約1km離れています。
村の人たちは、毎朝ここに来て水を汲み、自分の村へと戻っていくのです。

チェバも、ささやかにお手伝い、と。



ここで汲んだ水は、頭の上に載せて持って帰ります。



この女性たちが頭の上に載せている水の容器、なんと25kgもあるんです!!
普通の日本人の女性じゃ、持ち上げることすらままならないような重さですよ!!
でも、ここの女性たちは、このまま1km以上離れた自分の村まででも歩けてしまうのです。
ちなみにチェバも挑戦しましたが、頭に載せることなんてもちろんできず、100mほど手で運んだところでギブアップしました(笑)



続いては、洗濯の様子。

洗濯場は、井戸のすぐ近くにあります。



やっぱりささやかにお手伝いを。



干す時は、木と木の間にかけた紐に引っかけていきます。





それから、もちろん畑仕事もあります。



上は、この村にたくさん見られるトウモロコシ畑の様子。
他にも、カボチャやオクラなどが植えられていました。



これはオクラですね。

農作物を持って帰る時も、やっぱり頭の上。





最後は、薪割りの様子を。



これもやっぱり、ささやかにお手伝いをしようと思ったのですが……



上の写真では、あたかも手伝っているかのように見えますけれどもね。
実はこの薪、めっちゃめちゃ割るのが難しいんです。

日本の薪は太くて、しかも小さな力で簡単に割れるように出来ています。
けれどもここの薪は、細くてしかも堅くてなかなか割れないと来てる。

そのため、慎重に斧を振り下ろすと全然割れないし、力いっぱい斧を振り下ろすと土を耕してしまうし、全くもってチェバは割ることが出来ませんでした。
けれども現地の女性たちは、いとも簡単にこの作業をやってしまうのです!



いやはや、結局チェバがここチブートでまともに出来たお手伝いは、お皿洗いと洗濯物干しぐらいのものでした。

そして、ここでたくましく生きる女性たちを見ながら、「文明化」とはつまり「人類の弱体化」に等しいのではなかろうか、なんてことを考えてしまったりするのです。。。つづく