須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

花月のお料理(16)~特別ランチ花御膳(2)ビーフorフィッシュ?

2020-07-19 17:53:54 | 花月のお料理
お手軽に楽しんでいただけるランチについてもう少し説明しましょう。
花月のランチ、メイン料理はビーフカツレツまたは白身魚の二種類から選べます。お吸い物、小鉢、中鉢は同じお料理です。
今回のお吸い物は鯛の切り身が入っていました。ピンクの可愛いお麩との紅白が華やかです。何度も書きますが、これで、1800円(税別)ですよ!



前回は白身魚の西京焼きを選びました。お味噌の風味がしっかり染みこんだ切り身です。とはいえ味噌味噌していないのが良かったです。味付けはしっかりしていてご飯と合います。ちなみにご飯は「お替わり自由」ですから、男性にも嬉しいですね。



ビーフカツレツは「花月名物」の一つでもあります。ぜひ秘伝のデミグラソースを味わってください。70年を越える「花月の歴史」のなかでも人気が衰えない、史上最強、長命のデミグラスソースです。お肉もジューシーで柔らかく美味しゅうございました!
今回はスパークリングワインの小瓶と一緒にいただきました。なかなかの洋食感!満足満足!!



アンティークな窓越しに観える新緑を楽しみながら、食後のデザートとコーヒーをいただき、その後、猫ちゃん達と遊んで帰宅。何ともリッチな時間でした。くつろぎの時間をありがとうございました。




花月のお料理(15)~あわび白扇揚げ

2020-07-12 12:28:41 | 花月のお料理
「花会席」を初めて食べたのですが、出ましたアワビ(鮑)です!

鮑は、お刺身やステーキでいただきますよね。天ぷら?ですか、白扇揚げって何でしょうね。実は私、揚物はあんまり好きではなくほとんど食べることがありません。それもあって「白扇揚げ」を初めて聞きました。

鮑のお刺身もあんまり美味しいと思わないので、鮑といえば「バター焼きステーキ」みたいな先入観がありました。

《コトバンクより》
水で溶いた片栗粉に泡立てた卵白を加えて作った衣をつけて、色がつかないようにふんわりと揚げた料理。時間をかけて揚げると揚げ色がつくので、白く仕上げるために、材料は一度火を通したものか火の通りやすいものを用い、新しい油で揚げる。◇「白妙(しろたえ)揚げ」ともいう。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

揚物なのに、鮑の食感はさっぱりしていて、肝の揚物も美味しくいただきました。白扇揚げは「揚物」でありながら、素材の味をしっかり残した料理法なんでしょうね。

揚物が苦手のセリフや、鮑はバター焼きのステーキという先入観は返上でしょうか。



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【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
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花月のお料理(14)~じゅんさいと鱧・梅風味のお椀

2020-07-12 12:10:31 | 花月のお料理
夏が来れば思いだすのは、鱧とじゅんさいですよね。
今回のお椀はその両方を使った夏らしい仕上がりでした。

鱧のお吸い物は既にご紹介しましたが、夏に近づくにつれ、和食は透明感を増してきます。つるっとしたもの、透明のものが美味しいですよね。そこでじゅんさいの登場です。天然のジュレであるじゅんさいは手摘みで採集されるようで、広い沼に船を浮かべての作業はなかなかの重労働だと聞きます。

じゅんさいには、多くの栄養素が含まれ、漢方的価値もあるようで、小さいながらにあなどれない食材です。睡蓮科の植物の新芽、なんだか天国や極楽の食べ物のようで、ありがたいですね。

そして鱧といえば、梅仕立てですよね。今回のお食事、「柚(ゆず)」もよく使われていました。

さっぱり食材を数種類、温かいお吸い物にしていただくのは、「夏の贅沢」そのものです。




花月のお料理(13)~冬瓜と海老黄味煮

2020-07-12 11:58:28 | 花月のお料理
7月11日は、海老にご縁があったのでしょう。美味しい海老のお料理をいただきました。

冬瓜がこんなに美しいなんて初めて知ったかもしれません。その輝きと艶は、まるで宝石、「翡翠(ヒスイ)」のようです。透明感を持っているのに、お出汁はしっかりきいている、冬瓜に出汁がしみ込んでいる。口の中で、出汁と冬瓜がとろけていくんです。

黄味煮・・・卵をベースにした衣をまとった美味しい海老、お刺身でないので、海老身にはしっかり湯通しされています。美しい朱色と黄色の衣が何とも可愛らしい雰囲気です。それをお出汁につけていただきます。

本当にお行儀が悪いのですが、「花月」では、蓋物のお出汁を飲み干さずには居られない私です。。。。。




花月のお料理(12)~おつくり(2)車海老・しその花添え

2020-07-12 11:40:54 | 花月のお料理
みなさま! 無事10万円ゲットできましたか?

7月11日(土)、雨をぬって「花月」に使いに行ってきました! 元々なかったお金ですから、「えい!!」と使っちゃうほうが、日本社会のためですね・・・なんて美味しいもの食べたいだけだったりして!?今回はちょっと奮発して「花会席」をいただきましたので、その中からご紹介いたします。

今回のおつくり、車海老が絶品でした。頭と身の湯通しが違いました。私は海老の頭が好きです。何なら身より頭のほうが美味しいと思っているぐらいです。しかし、私と違って、海老味噌が苦手な方も多いのかも知れません。

今回の湯通し、頭のほうが少ししっかり目、身は生の食感を大事に軽目の仕上げで、海老味噌が苦手な方も好きな方も、どちらにも頭を楽しんでいただけるような工夫がありました。
身がぷりぷりで美味しかったのは、言うまでもありません。

また、これはいつもなんですが、「花月」のおつくりには「しその花」があしらわれています。ピンクの可愛い「しその花」を、刺身醤油に入れてみると、
ふわっとしその香りが漂い、食欲をそそります。

他にも、鯛、中トロ、しまあじなど、旬のものを、包丁さばき美しく、いただきました。