花師のここだけの話し

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人間のエゴで振り回されるポインセチア

2011-12-08 14:43:00 | Weblog
ポインセチアってみなさんご存知だと思います。
今更説明するなんて・・・「馬鹿にするな!」ってなもんですが、あまり知られていない事をちょっとだけ
豪そうに語らせて頂きます。

ポインセチアは熱帯の植物で、寒さに非常に弱い性質を持っています。

でも、人間のエゴで、赤と緑の配色から、寒い寒いクリスマスに出荷されます。
購入後は出来るだけ、暖かい部屋で鑑賞して頂けるのがベストです。
ユーフォルビア系にある、白い液体が出ます。
この液体で外からのばい菌から身を守ります。

かしこい植物です。

育てると2mほどに成長し、なかなかの長寿になるんです。

そんなポンセチアですが、遺伝子分解で様々な種類を作り出しています。
本日紹介するのは、まるでバラのような咲き方をするウィンターローズと言う名前のポインセチア
これはクリスマス用に作られたもので、外においても多少は大丈夫です。
でも、せっかくですから、お部屋の中で鑑賞してあげてください。

このモコモコ感が可愛らしいです。

鋭利な感じのポインセチアとは対照的なウィンターローズ
色も様々で、定番の赤や、薄い黄色や不入りや・・・人間の力は神をも冒涜しているようです。

その神への冒涜のおかげで、我々花屋はその恩恵を受けているのです。
複雑な気持ちですが、割り切らないとダメなところですね。

矛盾してます。
人の目を楽しませるために改良を重ねる科学者
自然を愛するなんて言い放つ人間

う~ん・・・

なんなんやろね。

でも、これだけはダメです。
この蒼い地球は人間のものって考えるのは。
全てのモノからの恩恵の元に成り立つ人間です。
もうちょっと自然界に謙虚にならんとだめですね。

生きていくには・・・しょうがない部分もあります。

かぁ~矛盾やぁ~って、雨の中で叫んでもしょうがない。
ここは生きて行くために、割り切って参りましょう。

ということで、こんな変ったポインセチアもありますってことです。


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