9月初回のアレンジ教室は赤!
鶏のトサカに似た咲き方をする事から、ケイトウと名付けられた、秋の代表として知られる。
スターチスを新種ハイブリッドチースに、ミニガーベラの秋色は、中央の額か外に向けてグラデーションが施されて美しい。
ご存知SPカーネーションも濃いピンクを選び、全体的に落ち着いた赤でまとめ上げる。
活け手の思惑をちょっと外した花材選びで、改めてイメージを膨らませさせる。
テキストに沿った花材選びをすると、ついついテキスト通りの活け方をしてしまうので、幅広く、そして応用力を備え付けさせる為にも、花材選びは重要になってくる。
レッスン中は余程の事がない限り、余計な口出しをする事なく見守り続ける。
あれやこれやと口を挟むと、それは生徒さんの作品にはならずに、ただの操り人形と化してしまう。
ここでも「気づき」への導きが重要となってくる。
監督、という立場の面白さは、結果への導きの中に生まれる「気づき」が面白い。
花は何も言わずに、ただそこに咲く。のだが、なかなか愚かな人間の思うようには活けさせてはくれない。
だからこそ、華道と命を賭ける「道」がついているのだろう。が…
西洋から渡って来た、合理的なアレンジメントには、その心得はなく、アレンジ教室をしながら、新たなる「道」を追求するのは、妙な話しではあるが、やり甲斐があって面白い。
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