涙が止まらない・・・
幾ら天井を見上げても、幾ら映画「涙そうそう」のニィニィのような仕草をしても、涙は次から次へと溢れ出る・・・
スタートした3年生のチームは予選の第1戦を見事勝利!
その勢いで予選突破を夢見たが・・・結果は予選敗退。
続く高学年。
出場チームは3チーム。
5年生の大和魂「斬と烈」
そして6年生の「SWEAT&TEARS」(以後S&T)
斬の初戦は6年生の女子チーム。
S&Tは羽曳野のクラブチーム。
試合開始時刻は、ややS&Tが早く、相手が女子という事もあってS&Tのベンチへ着く。
大丈夫やろ・・・
その油断が何かを狂わせた。
ドッヂボール大会には何故か、奇数学年に魔物がいる。
小学生にとっての1年は、想像を超える程に大きく。
それが例え女子であろうとも、力負けしてしまう。
その魔物は容赦なく5年生の「斬」に襲い掛かった!
S&Tはその底力を十二分に発揮して激勝!
彼らのドッヂボールはその勝利と共に完成しつつあった。
勝利と共にハイタッチで彼らを迎える。
そして一言小さく「斬負けた」
その瞬間「えっ!嘘や!」の驚きの声。
センターコートで泣きじゃくる「斬」のメンバー。
今の段階では状況が掴めない。
走り寄るとみんなが泣いている。
誰のせいでもなく・・・すべては監督の責任。
身体はひとつ。チームは3チーム。
必ずどこかで試合は重なる。
それが初戦で重なるなんて・・・運命の女神はなんて気まぐれなんや!
続いて「烈」。
「烈」らしいスピード感のある試合運び。
徐々にボルテージが上がる。
「烈」はいけるかも?
その一瞬の心の隙に「魔」は音もなく入り込んだ。
「斬」「烈」とも予選敗退。
奇数学年のジンクス?
それとも油断?
すべては勝負に対しての貪欲さがなかった・・・
決勝戦に上がっても、やっぱりS&Tには勝たれへん。
どこかにそんな気持ちがあったのだろう。
そんな引いた心を、勝利の女神は見逃さない。
S&Tは事実上最後の大会。
どんなことをしてでも優勝したいのが本音。
その想いが勝利の女神を引き寄せたに違いない。
アリーナに詰め掛ける声援が、いつの間にかS&Tだけの声援に変わる。
準決勝まで完全勝利。
あわやサドンデスで冷汗をかいたものの、順当な戦いっぷり。
中央から堂々の入場行進。
青年部の仲間達は口々に、「あいつ何時泣くやろ?始まる前か途中か最後か」などと盛り上がってたらっしい。
答えは全部。
賭けの対象にならない。
キャプテンのお母さんが、「監督が子供らの名前を呼んでください」と言われるが、青年部の立場として嘘をついて断る。
もし・・・もしマイクを掴んでいたら、僕は間違いなく嗚咽しながら名前を読み上げなくてはならない。
そんなことがわかってて、引き受けれるわけがない。
彼らの小さな背中が大きく見える。
怒鳴り続けた約10ヶ月。
短いようで長くもあり、長いようで短くもあったことが、走馬灯のように過ぎ去っていく。
礼に始まって礼に終る。
そう言い続けた数ヶ月。彼らはきっと鬱陶しいおっさんだと思っていただろう。
でも、どれだけの人から注目されているか・・・
だからこそすべての選手の模範にならなければならない。
「美しいドッヂボール」
それを目標にぶっ倒れるまで練習した夏休み。
それが見事決勝の舞台で完成させてくれた。
見惚れるほどに・・・綺麗なドッヂボール。
上には上が居る。
それはわかってる。
それはわかってるけれど、今は彼らの雄姿に見惚れさせて欲しい。
礼儀の正しさは、あちこちから賛辞を頂いた。
口うるさく言い続けてほんまによかった。
そして君達はこんな僕に、金メダルをくれた。
後片付けに走り回る雑踏の中、その儀式は速やかに行われてた。
「ほんまご苦労さん!ようやったな。」と同級生の副部長から金メダルをかけてもらった。
肩を抱き合って泣きじゃくる。
この日の為に、どれだけ必死でやってきたか・・・
我が子がいるわけでも、お金が発生するわけでもなく、ただただ優勝目指して
「最後にみんなで泣こうぜ」の合言葉だけを胸に、ほんま走り続けてきた。
SWAET&TEARS
汗と涙。
流した汗。最後にみんなで泣こう。
負けた「斬と烈」もみんなひとつになって泣いている。
たった8人ではじまった大和魂が、今ひとつの大きな花を咲かせた。
そして目録のドッヂボールに、想いを込めてS&Tのメンバーが夢をつなげる。
流した汗は嘘をつかない。
だからこそ温かい涙が零れてくる。
金メダルはうれしい。
でも何よりも、彼らの礼儀正さと、その潔い美しい戦いを誇りに想う。
君達に出会えてほんまによかった。
心から感謝しお礼を言わせてください。
ありがとうございます。
そして今、本当のスタートがはじまった。
次に咲かせる花の為に・・・
「最後に泣くぞ!大和魂」ブログ
幾ら天井を見上げても、幾ら映画「涙そうそう」のニィニィのような仕草をしても、涙は次から次へと溢れ出る・・・
スタートした3年生のチームは予選の第1戦を見事勝利!
その勢いで予選突破を夢見たが・・・結果は予選敗退。
続く高学年。
出場チームは3チーム。
5年生の大和魂「斬と烈」
そして6年生の「SWEAT&TEARS」(以後S&T)
斬の初戦は6年生の女子チーム。
S&Tは羽曳野のクラブチーム。
試合開始時刻は、ややS&Tが早く、相手が女子という事もあってS&Tのベンチへ着く。
大丈夫やろ・・・
その油断が何かを狂わせた。
ドッヂボール大会には何故か、奇数学年に魔物がいる。
小学生にとっての1年は、想像を超える程に大きく。
それが例え女子であろうとも、力負けしてしまう。
その魔物は容赦なく5年生の「斬」に襲い掛かった!
S&Tはその底力を十二分に発揮して激勝!
彼らのドッヂボールはその勝利と共に完成しつつあった。
勝利と共にハイタッチで彼らを迎える。
そして一言小さく「斬負けた」
その瞬間「えっ!嘘や!」の驚きの声。
センターコートで泣きじゃくる「斬」のメンバー。
今の段階では状況が掴めない。
走り寄るとみんなが泣いている。
誰のせいでもなく・・・すべては監督の責任。
身体はひとつ。チームは3チーム。
必ずどこかで試合は重なる。
それが初戦で重なるなんて・・・運命の女神はなんて気まぐれなんや!
続いて「烈」。
「烈」らしいスピード感のある試合運び。
徐々にボルテージが上がる。
「烈」はいけるかも?
その一瞬の心の隙に「魔」は音もなく入り込んだ。
「斬」「烈」とも予選敗退。
奇数学年のジンクス?
それとも油断?
すべては勝負に対しての貪欲さがなかった・・・
決勝戦に上がっても、やっぱりS&Tには勝たれへん。
どこかにそんな気持ちがあったのだろう。
そんな引いた心を、勝利の女神は見逃さない。
S&Tは事実上最後の大会。
どんなことをしてでも優勝したいのが本音。
その想いが勝利の女神を引き寄せたに違いない。
アリーナに詰め掛ける声援が、いつの間にかS&Tだけの声援に変わる。
準決勝まで完全勝利。
あわやサドンデスで冷汗をかいたものの、順当な戦いっぷり。
中央から堂々の入場行進。
青年部の仲間達は口々に、「あいつ何時泣くやろ?始まる前か途中か最後か」などと盛り上がってたらっしい。
答えは全部。
賭けの対象にならない。
キャプテンのお母さんが、「監督が子供らの名前を呼んでください」と言われるが、青年部の立場として嘘をついて断る。
もし・・・もしマイクを掴んでいたら、僕は間違いなく嗚咽しながら名前を読み上げなくてはならない。
そんなことがわかってて、引き受けれるわけがない。
彼らの小さな背中が大きく見える。
怒鳴り続けた約10ヶ月。
短いようで長くもあり、長いようで短くもあったことが、走馬灯のように過ぎ去っていく。
礼に始まって礼に終る。
そう言い続けた数ヶ月。彼らはきっと鬱陶しいおっさんだと思っていただろう。
でも、どれだけの人から注目されているか・・・
だからこそすべての選手の模範にならなければならない。
「美しいドッヂボール」
それを目標にぶっ倒れるまで練習した夏休み。
それが見事決勝の舞台で完成させてくれた。
見惚れるほどに・・・綺麗なドッヂボール。
上には上が居る。
それはわかってる。
それはわかってるけれど、今は彼らの雄姿に見惚れさせて欲しい。
礼儀の正しさは、あちこちから賛辞を頂いた。
口うるさく言い続けてほんまによかった。
そして君達はこんな僕に、金メダルをくれた。
後片付けに走り回る雑踏の中、その儀式は速やかに行われてた。
「ほんまご苦労さん!ようやったな。」と同級生の副部長から金メダルをかけてもらった。
肩を抱き合って泣きじゃくる。
この日の為に、どれだけ必死でやってきたか・・・
我が子がいるわけでも、お金が発生するわけでもなく、ただただ優勝目指して
「最後にみんなで泣こうぜ」の合言葉だけを胸に、ほんま走り続けてきた。
SWAET&TEARS
汗と涙。
流した汗。最後にみんなで泣こう。
負けた「斬と烈」もみんなひとつになって泣いている。
たった8人ではじまった大和魂が、今ひとつの大きな花を咲かせた。
そして目録のドッヂボールに、想いを込めてS&Tのメンバーが夢をつなげる。
流した汗は嘘をつかない。
だからこそ温かい涙が零れてくる。
金メダルはうれしい。
でも何よりも、彼らの礼儀正さと、その潔い美しい戦いを誇りに想う。
君達に出会えてほんまによかった。
心から感謝しお礼を言わせてください。
ありがとうございます。
そして今、本当のスタートがはじまった。
次に咲かせる花の為に・・・
「最後に泣くぞ!大和魂」ブログ
はじめまして。花師です。
S&Tのメンバーには、常に「美しいドッジボール」を義務付けてきました。
それが最後に美しいドッジを見せてくれたので、涙が止まりませんでした。
ファンやなんて・・・本人達にも伝えておきます。
もし良かったら、いつでも練習覗きに来て下さい。
毎週月曜日の夜、藤小体育館でシゴイてます。
かっこいい!!S&Tのファンになりました。
来年、彼らのようなドッジに少しでも近つ”けるよう
ハリケーンキッズもがんばります。
おめでとうございます。
最後のアドバイスがあればこそ、子供達は本気で向っていけたと思います。
ブラック・クローバー。
侮れないチームでした。正直イチバン怖かったです。
でも完璧なゲームをしてくれて、本当に最高の気分でした。
大切なお子さんを怒鳴りつけて・・・本当にすみません。
この歳になって、9人の新しい友が増えた事が、何よりの誇りです。
これからもよろしくお願いいたします。
そんなに迫力ありました?
夜の練習を一度だけ見学させていただきました。
「迫力のある監督さんやなぁ」が正直な感想でしたが、
同時に、「子どもらより一生懸命」という印象も持ちました。そんな監督さんと出会えたという事だけで子どもらはすでに”勝利者”だと思います。ほんとうにありがとうございました。
チーム大和魂の今後の健闘と活動を通した子どもらの成長を陰ながら祈っております。