花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

夢うつつ

2006-10-23 18:11:38 | Weblog
体が痛い。
これって単なる病気か怪我ってことですが、人間は何かしら信号を送ってるそうで、ただ単に体が痛いってことで、終らすには単純すぎる。
それくらいに人間って不思議な生き物。

体が痛い。
すなわちこれは、心が痛いって事の信号。
現代病のひとつ「ストレス」も、未だに何かわかっていない。
体から発信される信号は、体の不調を訴えつつ、心の不調を訴えるサイン。
そんなサインを見つけたら、一人で考え込まずに、誰かに打ち明けてください。
一人でなんて解決できない。
花だってそうです。
隣の花同士で、必死になって真っ直ぐに伸びようとしてます。
素直に心を打ち明けるってことは、人間にとってはとても難しいことなんでしょう。
年齢を重ねるごとに、変な考えが素直な気持ちにストップをかけます。
打ち明けたとしても、自分の都合のいいことばかりを伝えてたら、何の解決にもなりません。
在るがままの赤裸々な姿が、人の心を動かすんです。

偉そうなことを言うてますけど、自分自身が最も苦手な事で、それにかなり苦しんできました。
過去形でなく・・・現在進行形で苦しんでるって言うたほうが正しいです。

心が痛い。

これは正に成長への1歩。
さなぎから成虫になるときの虫たちは、死ぬ想いで変身を遂げるわけです。
外敵からは無防備になり、最も隙を見せるその瞬間に、生命のすべてをかけるんです。
花だってそうです。
土の中から芽を出す時の力って、そら~とんでもない力です。
顔を出した瞬間に、啄ばまれるかもしれない・・・
それやのに必死になって咲こうとする。
そこには赤裸々な素直な「生きる」って姿しかないんです。

人間もそうあれたら・・・

風邪に犯されて早くも1週間。
夜もあまりの咳で寝ることもキツイ毎日。
「病は気から」体だけでなく、心もどんどん弱っていく中
夢うつつの時に、そんな事を考えてた。
それは現実なんか幻想なんか、自分自身でははっきりと判断できない状態の中、微かに見えるその先の光に、何か温かいもを感じる。
自分にいい聞かせる。
「今のこの苦しさは、きっと成長してる過程や」って・・・
成長する瞬間は、誰の手も借りる事は出来ない。
自分自身の・・・自分だけの力で、脱皮しなくてならない。

迷わず進める道なんかない。

恐怖に怯えない夜なんてない。

笑ってるだけの毎日なんてありっこない。

人はそれぞれ苦しみを背負いながら、信じた道を歩いて行く。
時には迷いながら、時には怯えながら、時には泣きながら・・・
自分の道を行く途中で、どうしても立ち止まって、誰かの為に己を犠牲にしないといけない時もある。

人の為と書いて「偽り」と読む。
でも時には自分自身を偽る事も必要なのかもしれない・・・

今日はなんだか堅苦しい文章になってしまった。
いつも以上にとんでもなくコメントし辛い内容だ。
薬で眠りに付かされた、ほんの一時の夢の中でのことを、一気に書き上げてみた。

そろそろ熱も下がって、普段の生活に戻れる頃だろう・・・

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