花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

初雪草

2006-10-08 17:45:58 | Weblog
初雪草。

花屋になって心惹かれた花の一つ「初雪草」
ライトグリーンの縁取りに、ホワイトラインの葉を観賞する
1回見たら忘れられない、とても印象的な花です。
ポインセチアと同じ仲間で、茎や葉が傷つくと、白い液体を出し傷口を塞ぐ治癒の力を持っています。

自ら治癒力があるので、水揚げ時には切り口を塞がれてしまい、水揚げしにくいのが難点ですが、バケツの中に水を入れて、水中に茎を沈めながら白い液体を何度か左右に振り落とすと、水揚げも普通に出来ます。
ポインセチア以外にも、同じような白い液体を出す花は・・・
ブルースター・ユーフォルディアなどで、この初雪草もユーフォルディアと英名がついてます。
開花時期は6月~9月ごろ。
種まきは4・5月。
北アメリカ原産です。

・・・なんかめちゃくちゃ花屋っぽいか、めちゃくちゃ花好きのブログになってしまいましたが、紛れもなく「花師のここだけの話し」ですのでご安心。

画像の花は、この初雪草とセルリアだけを使って活けた簡単なものでやけど、初雪草のライトグリーンとホワイトラインが、セルリアを引き立てて「かいらしく」仕上がっております。
この「かいらしい」ってのは河内弁で、「可愛らしい」の意味。
小さい子を表現するのに、「この子めちゃくちゃかいらしな~」なんて使います。
それくらいに「かいらしい」初雪草です。

そんな素敵な言葉の「かいらしい」ですけど、最近この言葉を使う人も使われる人も見当たらない。
まぁ平たく言うたら・・・「可愛げがない」人が増えてます。
変に大人びて、変に生意気で、子供らしくない。
中学校の校長先生が言うてましたわ!「らしくせよ、ぶるな。」って。
子供らしくしろ!大人ぶるな!ってことですね。
当時はそのイントネーションだけが面白くて、よく真似してましたけど、今になってええ言葉って思いますわ。

「可愛げがない」のは子供だけでなく、大人にも可愛げのないヤツって多いです。
ちょっとした言葉の使い方で、人は笑顔になったりムッと来たりします。
「ご飯一緒に食べる?」なんて誘ってみると、返ってくる言葉は「ええわ!」これでは幾らその後に素敵な言葉を並べても笑顔は出ません。
そんな時はニッコリ笑って「ほんまに?ありがとう!でも、今日はええわ。ほんまありがとうな。また誘って」なんて言うたら、誘った方も「ほな、また今度」ってなりますわ。
日本語って難しいです。
たった一言が、相手に対してめちゃくちゃ傷つけたりします。
もうちょっと思いやりを持つと、素敵な言葉のキャッチボールが出来るんやないでしょうか?

ちょっとした「思いやり」。
みなさんどうですか?
最近めちゃくちゃ気をつけてます。
一昔前はここだけの話し、争いを好んでました。
なんかきっかけを待ってて、いつでも戦闘態勢に入ってた大馬鹿者の武闘派でしたが、あるきっかけで体の中にいた「修羅」が封印されてから、どうも争いが疎ましく思えるようになりまして、「可愛げ」あるように心がけてます。
ほんまちょっとした思いやりと、言葉尻を上げるだけで、笑顔が自然に出てきます。

あとはほれ!「可愛げ」ある人間になったらいいんです。

何々?難しいって・・・
何か一言つけたらいいんです。

例えば・・・
出会い頭で肩がぶつかる。
相手が「すみません」って言うてきたら、ニッコリ笑って「こっちこそごめんなさい。大丈夫ですか?」なんて言うてみなさい!
そら~相手はニッコリ笑い返しますわ。
ちょっとしたことでいがみ合っててもしょうがない。
ガッチャマンの主題歌やないけど、「地球はひとつ!」。
同じ人間です。
同じ人間なら・・・「可愛げ」ある人間で、「かいらしく」生きて行きましょう。


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