山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

2017 秋の涸沢カール 3 明神橋~嘉門次小屋~河童橋~上高地バスターミナル

2018-04-25 | 北アルプス
この穂高連峰の山並みを表す掲示板は、嘉門次小屋~河童橋に至る遊歩道の最後、
河童橋を渡る少し前の左袂にありました。

実際には、雲が邪魔をして山の稜線は全く見えず
山座同定はできなかったのですが、


掲示板の穂高連峰の山並みを見てうっとり。
いつかきっと、おなじ角度から本物を見てみたいものです。






関連リンク
上高地公式ウェブサイト

嘉門次小屋 北アルプス上高地 130年の歴史






第3日(2017年10月12日)
明神館・・嘉門次小屋・・河童橋・・上高地バスターミナル

 
山行日2017年10月12日(火) 
行き先:嘉門次小屋、上高地バスターミナル
行 程:明神館・・明神橋・・嘉門次小屋・・河童橋・・上高地バスターミナル
休憩などを含む全行動時間:約2時間(8:54~10:56) とてもゆっくりです(;^_^A。

単独




1.明神館・・嘉門次小屋・・河童橋への分岐

朝です。やはり雨ですが、どしゃ降りではありません。
雲が低く垂れこめ、お山が見えないことも予想していたとおりですが、

静かな雨ふりで、写真を撮ることができるだけでも嬉しいです。(^^♪


新品雨具は本日ただいま初デビューって、どうでもよいことですが、ちょっと嬉しい(^^♪
下は雨用スパッツのみで十分。
それでも、傘を差しました。カメラが濡れないようにです。



8:54 明神館スタート。


気持ちの良い林を行けば10分もかからずに・・
 

明神橋です。
 

梓川をこえ、振り返って明神橋。


直ぐに、この標識。嘉門次小屋の後は、再びこの標識に戻り河童橋を目指します。




ここから、嘉門次小屋への道に入って鳥居を抜けるとすぐ右側に、
上条嘉門次さんの御顔のレリーフがありました。




碑文の説明は、明神池について。嘉門次についても少々。
山ヤの自分のお目当ては、W・ウェストンの山案内人の上條嘉門次そればかりでしたから、
心の内では「(゚゚;)エエッ これだけ」でありました。



と、少し先の左側に嘉門次小屋!!


説明文がたっぷりと(*'▽')


今日は見学が目的なので、のぞき込みつつ先へ進みます。




一番奥が穂高神社エリア


本殿の後ろに明神池。
「明神池は明神岳の土砂が湧水をせき止めてできた池」で、透明度が高く、とても美しいそうです。
社務所ではチケットを求める方のお姿が、休憩所でもお休みの方が数人いらっしゃいました。


私は、ここまでで、引き返しました。300円の拝観料を惜しんだのではありませんですぞ(笑)




嘉門次さんと嘉門次小屋の僅かな知識から、思い付きの行き当たりばったりで
軽々に、その歴史を紐解きたくないと考えました。


何時の日か思いの丈がはちきれそうになった、その時こそ just right です。
その日は嘉門次小屋に泊まりましょう。
そうして、嘉門次さんと嘉門次小屋の歴史をシャワーのごとく浴びたいです。

ブログ友達のおみやさんのように。。+゜(*′▽`*)。+゜。


20150808嘉門次小屋~囲炉裏~

pon ippatu様 から、共有させていただきました。⸜( ˆ࿀ˆ )⸝

Kamikochi Kamonji Goya -1 上高地 嘉門次小屋-1

Japan Silhouette様から、共有させていただきました。⸜( ˆ࿀ˆ )⸝


9:18 さあ、河童橋への分岐に戻ります。








2.河童橋への分岐・・河童橋・・上高地バスターミナル
林道が右側にあるようですが、道標を頼りに遊歩道を行くことにしました。
秋の彩美しく、とっても素敵。

9:22 まずは梓川を見ながらの歩きだし・・


気が付けば梓川を離れて、木道歩いてました。撮るのに忙しく。。(笑) 木道も色々です。
 

明神池からでしょうか。ダイナミックな流れです。


一旦林道に出て・・ またすぐに木道に入ったり、変化に富んでいます。
  


木道に入りますと、水の流れを背景に、紅葉と木の こげ茶色が調和してなんと美しいこと。
見惚れ撮っていましたら、木道を登ってこられた外国の女性もカメラを構えましたよ。
思いは同じなのねと、思わず微笑んでしまいました。
  


そうして、何度か小道、木道を繰り返し進みます。
この辺りから、すれ違う登り人が多くなってきました。


このようなところに出ましたよ。あのお山は明神岳辺りでしょうか、
どのあたりのお山が見えているのか同定できずとも、雨に気振り雰囲気がありました。



何度目かの穏やかな山道歩き・・。  激しくも清らかな水の流れに心とらわれ進みます。
 

この様なところに出ました。
河童橋に近づくほどに観光客さんが多くなりました。



さらに進み、その先の橋から撮りました。穏やかな美しい流れです。




この辺りで、お猿さんとぶつかりそうになりましたよ。(@_@)。道幅は、往来二人の小道。
傘を差しカメラも構えてました。水たまりをよけて左に寄ったら、足元にお猿さんがじっとしているではありませんか。
蹴飛ばしそうではっとしましたが、お猿は怖がるでもなく、絶妙のタイミングで私の視野から消えました。
 

そこは、河童橋まで間もなくの所。往来は観光客で混みあっていました。
そんな中を、向こうから数匹のお猿が人をよけて、上手に通り過ぎて来るのです。

人もお猿も共に、あまりに自然な往来で仰天、わが目を疑いましたが、その中の一匹だったようです。

お猿さんを撮れなかったことは残念でしたが、でもねー、ほんとにびっくり!
この様なシーンはこれまで未体験。それだけに愉快な思い出となりました。


そうして、10:44 冒頭の写真の場所に出ました。今回は山座同定をあきらめ、河童橋へ・・



10:47 河童橋
 


橋を渡って明神館方面から来た道と左から合流。
上高地バスターミナルまで10分弱です。



10:56 上高地バスターミナル着。


向きを変えて、上高地インフォーメーションセンター。



ガラス張りのインフォーメーションセンター、中は空いているようです
窓際の木製ベンチで、パッキングし直している方、昼食(?)の方が数人見えましたので、
私もおじゃまをすることにしました。


傘を振って雨粒を落とし、雨具の上着、外した雨用スパッツを30リットルビニール(ガサガサと音のしない)袋に入れて持ち、ドアを開けました。
空きスペースは十分(⌒∇⌒)、帰りのバス予約時間までも、時間はたっぷりあります。

先ずは、温かなコーヒーの一杯から。パッキングはそのあとで(*´ρ`*)ホワワーン   

(お終い)




最後までご覧いただきまして、感謝を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。




最新の画像もっと見る

11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
涸沢カール第3弾 (たまボブ)
2018-04-25 17:27:11
今回も明神から嘉門次小屋を経て河童橋まで至る道程が、
分かりやすく美しく載せられていて興味深々拝読しました。

雨は嫌いで山行しない主義ですが、前もって計画、予約が必要な場合は、
雨天決行しかないのですね、でも開き直れば雨は雨でまた別な景色を見せてくれるのですね。

嘉門次小屋、歴史と独特の雰囲気を感じます、光をバックに囲炉裏から上がる煙、
幼い頃の母の実家を想い出しました。
名物の岩魚の塩焼きは是非とも味わってみたいです。

上高地バスターミナルはこんな様子なんですね、
5月連休明けなら結構空いているのでしょうか?
行ってみたいところのBEST1です。
返信する
Unknown (たまボブさま)
2018-04-26 01:52:10
こんにちは!
何時もありがとう、コメントを有難うございます。

・雨の日行動について
今回は、2泊3日の予定でした。
1日目は、麓(上高地)で前泊、翌日は涸沢カールで泊まり、3日目に山から下山。お風呂に入って帰宅予定でした。
ところが、2日目のお昼ごろから、(すでに涸沢カールにいましたが)、お天気下り坂。
3日目は雨天の予報が出ていましたから、直ぐに下山をして、
麓(明神館)に泊まりました。
で、3日目、当初予定外の嘉門次小屋に出かけたわけです。
そぼ降る雨程度でしたので、雰囲気もありましたし楽しむことが出来ました。

・上高地バスターミナル
遠くにバスが見えていますが、乗車場所は、もっとこちらに近づいたところ、
横に長い屋根の掛かったところです。
インフォーメーションセンターと向かい合った建物には
お土産屋さん、食事処、そして、バスターミナル側には、切符売り場があります。
帰りのバスチケットは、ターミナルに到着後、事前に求めておきます。(説明がありまよ)

>5月連休明けなら結構空いているのでしょうか?
空いていると思います。
根拠は、上高地開山祭が4/27に行われますが、山の開山祭はもっと先になるので入山者が少ないということです。
一番混雑するのは、梅雨明けから夏。
ものすごい人の数で、2枚目の写真よりももっともっと多いですよ。

涸沢カールの錦秋の頃も宿が取れません。
速めに、確保せねばなりませんね。

5月、お天気が良ければ、有名な山々の残雪風景が素晴らしいですよ。
春の野草も咲きだします。

上高地の標高は1500m。お天気が良くても朝晩は気温がさがりますので、軽い寒さ対策もしていると安心ですね。

何やら、まとまりなく諸々書き連ねてしまいましたが、
このブログの上の右側に、関連ブログとして、

上高地公式ウエブサイトをリンクしていますので
是非、お役に立てていただければと存じます。
(@^^)/~~~




返信する
間違えました (たまボブさま)
2018-04-26 02:02:40
上高地公式ウエブサイトは左上、でございます。
返信する
Unknown (たまボブ)
2018-04-26 10:36:38
丁寧な説明ありがとうございました。
参考になりました、自分でもいろいろ調べてみます。
返信する
ありがとうございます (高崎)
2018-05-04 01:32:20
はじめまして
先ほどはコメント頂きましてありがとうございます。
たまボブさんのサイトから時々拝見しておりました。

学生時代から北アルプスの下山後に上高地に天泊しては小梨平の風呂と焚火に癒されておりました。
どちらかと言えば記事にあるように嘉門次小屋から歩く対岸の風景が好きです。

今後ともお付き合いいただければ幸いです。
よろしければリンクを貼らせて頂きたいと思いますが、、、、、。
返信する
こちらこそ、ありがとうございます (高崎 様)
2018-05-04 21:55:45
こんばんは!
早々にお返事をいただきまして、遅筆な自分は本当にびっくり、
ありがとうございます。

>今後ともお付き合いいただければ幸いです。
よろしければリンクを貼らせて頂きたいと思いますが、、、、、。

すみません、どうぞよろしくお願いいたします。
実は自分、既にお許しもなくリンクを張らせていただいておりまして、
読者登録というあれです。
たまボブさんから、ワープしお訪ねし心動かされるものがありましたのです。

更新もなかなかできず、ご無沙汰ばかりで申し訳ないので
ひっそりとリンクを貼っちゃいました(*´∇`*)

と、いうことでございまして、すみません。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
返信する
Unknown (自然を尋ねる人)
2018-05-06 17:35:12
シニア女子、更新が滞る。
我が毎のように感じます。
1日が3日に、そして気が付けば半月、
忙しいと言えば忙しいのですが、年を重ねるごとに
遅くなった部分があるのでしょうね。
それにしてもお元気です。
返信する
そうですね、確かに・・ (自然を尋ねる人さま)
2018-05-12 13:02:38
年齢的なものもありますよね。
加えて、自分の場合は、自分のブログをどういうものにしてゆこうかという
姿勢が変わったことも大きいと思っています。

山ブログをうたっていますから、
登った山の様子を発信させていただくことを
何時の頃からか主といたしました。
山情報を得たいのは、自分にとっても求めるものでありますから。

しかし、それは、日常を切り取ってサラッと明るく楽しく更新していた、
かつてのようには行かず、加えて、自分が遅筆なこともありまして、
時間がかかるようになりました。
実際、おおよそ、年間35~40日の登山をしていますが
投稿できるのは、ごく、わずかです。

そうして、シニアになると、地域の役割を担う必要もありますよね。

そうした中で、自然を尋ねる人さまをはじめ、多くの方々に訪れていただきまして、
ありがたいな~と心から思っています。

最後に、自分はとても元気です、時に、心が暗くなることありますが
これも仕方がない、成長のあかしです、なんてね(⌒∇⌒)

コメントを、ありがとうございました。
返信する
上高地はやっぱりいいなー (クマパパ)
2018-06-05 11:23:08
上高地は良いですよね。懐かしくブログを見させて頂きました。ここ上高地は涸沢カールでのテント泊、また昨年の燕岳から槍ヶ岳までの縦走の帰りに寄りました。その度にこのブログにある嘉門次小屋に寄り1度目は岩魚の塩焼きとざるそば、2度目は、喉が乾いていて疲れていたのであったかい蕎麦の上に岩魚が乗っている嘉門次蕎麦を食べてとても美味しかった事を思い出しました。花咲く丘さんは予約も無しに下山され宿泊場所を探す所はヒヤヒヤしましたが、何とかなるものですね。あーそうそう、嘉門次小屋で蕎麦を食べた後、バスまでの時間があったので、近くのアルペンホテルで、外来風呂に入って山の疲れを癒せました。
返信する
上高地、本当にいいですね (クマパパさま)
2018-06-05 23:07:38
がむしゃらにあの山この山へと、次々に登っていた時代は過ぎて
今、再び戻ってきたのが、上高地でした。

がむしゃらな時代は、夜行バスで早朝にバスターミナルに着き、
登って、山小屋に泊まり、また大急ぎでバスターミナルに戻る忙しい山旅でした。
そうしたときは、気になりつつも嘉門次小屋さんに寄る時間がなかったのです。
お金はあったけど、時間がなかった時代かな。

再び三度戻ってきた上高地、今年は北穂に登ろうかな、山頂から山々をもう一度眺めたいと思っています。
思い切って、赤いヘルメット、買いました(*´∇`*)

クマパパさんは、登り盛りですね。
この夏はどこにいらっしゃるのでしょう(o^―^o)ニ
返信する

コメントを投稿