山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

北アルプス:霞沢岳 ② ~2日・3日(最終回)~

2014-01-24 | 北アルプス
k1から望んだ笠ヶ岳、上高地 帝国ホテル



★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★



関連記事
・2013年9月13日~15日 河童橋~白沢出合・徳本峠入口~徳本峠小屋⇔霞沢岳






2日(2013年9月14日)
徳本峠小屋⇔霞沢岳往復~明神館泊 
全行動時間:10時間35分
(徳本峠小屋⇔霞沢岳往復 8時間40分+ ~明神館1時間55分)


静かな徳本峠の朝でした。
峠に設営された数張りのテントに、昨日の賑わいはありません。
すでに、霞沢岳に出発されたのでしょう。

小屋前の一段高い徳本峠から(背伸びをして)、朝の前穂・明神・奥穂高岳です。

お天気、やっぱり下り坂!? 昨日と比べ雲が多いです。



6:25 小屋をスタートしました。

登山地図では、
上高地方面からの道を右から合わせる初日の分岐に一旦戻り、
ジャンクションピークをめざしていますが、
ガイドさんは、峠から展望台への道を登り、
直ぐに、展望台への道を分け直進、間もなく、あの分岐からくる道に
右から合流しました。




7:38 ジャンクションピーク 2428m

樹林の中をジグザクに登り続け、南側にポンと開けたころがジャンクションピーク。

ジャンクションピークから南西の方向に、乗鞍岳、御嶽山。
白山はここから見えると思うのですが、雲に隠れているのでしょうか。

手前の稜線を右上に見てゆくと霞沢岳なのですが、すでに動きだし
写せませんでした(団体登山ですから)。




8:03 小湿地 2261m

ジャンクションピークから一転、167mも下り、樹林の中の窪地状の湿地帯にでました。

湿地帯に、小さなハリギリ               その先には吊花が実っていました。
 




K1ピークへ

小湿地から小さなアップダウンを繰り返し、いよいよK1の裾(?)に取りつきました。
ガイドさんの声がしてそちらを見ると、何時の間にか、穂高連峰の大きいこと。

さらに登った7分後には常念、蝶、大滝山が見えてきました。
大天井岳は前穂に隠れているのか、それとも雲の中でしょうか?



K1を真上に見上げるK1直下。ここからがこのコース、最大の急登でした。
沢状に縦にえぐれた道を、ロープや木をつかみながら登るのですが、
あまりに急で脹脛がピーンと伸びることもありました。

転がり落ちてきそうな岩に思わず首をすくめてしまうことも。
ここを登りつめること約40分・・・



10:06 K1ピーク到着

目に飛び込んできた大展望。
まずは、穂高連峰。左から西穂、ジャンダルム、奥穂、前穂高岳。




この写真は失敗作で恐縮ですが、霞沢岳の写真が一枚もないので仕方なく(;´▽`A``)

K1を下りK2に登り返し・・・また下って登り返し



11:00 霞沢岳に着きました。

この頃には雲がおおくなりまして、眺望が遮ぎられてきました。
山頂標識の背景の山は、穂高連峰ですが、稜線に雲がかかっています。
雨が降ってくるかもしれませんから、急ぎ昼食を済ませ下山スタートしました。




復路:来た道を戻る

徳本峠から霞沢岳への道は、この道一本です。

霞沢岳をスタート・・・K2を通過。
K2から望む山々を立ち止まってぐるっと見てみたいけれど、
行きも帰りも立ち止まらずに通過しました。
K1、霞沢岳からの眺望とそれほど変わりはないとおもいますが。


K2頂からK1への道、 中央の山がK1


KIから霞沢岳のルートには、ところどころ崖っぷちを歩くところもあり
注意が必要でした。


K1到着。往路に急登したK1の復路は、急降下になります。
・・・ ・・・



14:19 ジャンクションピークまで戻ってきました

南の方角が開けています。              割れた標識を拡大しました。
 




15:05 徳本峠小屋に戻ってきました

少々の休憩で本日の宿、明神館めざし再びスタート。
途中、水の足りない方のために水場休憩、水補給。


17:00 明神館到着

明神館の壁に貼ってあった『当地の説明』です。
嘉門次さんの名前も出てきて、面白いと思いました。





3日(2013年9月15日)
明神館・・・・上高地バスターミナル~~JR松本駅解散。

バスターミナルまで約1時間の道のりです。


明神館をスタート直前に雨が降ってきました。
パッキングを綺麗に終えているので、雨具を着用することは面倒でしたが、
9月中旬とは言え雨が降れば、やはり肌寒い上高地のこと、
雨具を着てちょうど良かったです。





8:20バスターミナル到着

雨具を脱いで、JR松本行きバスを待っています。
紅葉見物にはまだ早く、台風も近づいているためでしょうか、
盛夏の賑わいは幻のような、静かな上高地バスターミナルです。

そうそう、バスターミナルに到着したら雨が止んだのです。
これって、どういうことでしょう、≧(´▽`)≦アハハ



最後に、
K1から臨んだ穂高連峰は素晴らしかったです。
ブログをまとめながらも眼に浮かび、また行ってみたい。

ツアーに参加させていただいたことで、山の様子、登山道、
休憩場所などがよく分かりましたので、これは一つの自信になりました。
しっかり研究をし、よく練って、また何時の日か出かけたいです。


ご高覧をいただきまして、ありがとうございました。




▼ブログランキング
↓を、もし応援クリックしていただけたら、
嬉しくてブログ更新はかどります!ヽ(^◇^*)/

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村
人気ブログランキングへ



最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
曇から雨に (チーママ)
2014-01-25 07:05:16
3日間の行程だと、1日めからだんだん天気が悪くなってますねェ
うん、ホテルが見える
目をひくかわいい花も
霞んだ山もステキですよ~
返信する
孤高を誇る穂高の展望台 (たかみね)
2014-01-26 21:04:01
霞沢岳は南北と西側が非常に急峻な地形であり、登山者の多い北アルプスエリアでは、とても登りにくい山ですね。
北アで、登山道が1本しかないというのも特異な山だと思います。

かつて、帝国ホテルから八右衛門沢を詰めて、K1とK2との間に上るルートがあったそうで、それを辿ったことがあります。
しかし、狭くて急峻なルンゼの上方で、手の届かない所に残置ザイルがあり、何の登攀技術もない私は敗退せざるを得ませんでした。
その後に徳本峠から行きました。

霞沢岳は私にとっても思い出深く、再登を期する山です。
返信する
有り難う! (tkhs)
2014-01-30 18:04:43
繰り返し見せてもらいました!ラッキー!自分の足で上ってたどり着いた感動は本人だけのものです、長い間体感して何時までも健康で続けてください!若返る細胞!入れ替えてみたいです。
返信する
穂高連峰 (トラ子)
2014-02-01 13:17:58
穂高連峰を、堪能させていただきました。

こんなに閑散とした河童橋・・・初めて見ました。

雨が帰りで、良かったですね。
返信する
ラッキーなお天気でした (チーママさま)
2014-02-01 22:46:04
自宅出発前から、台風が日本に近づきつつあることが分かっていましたから、
この程度であったことに安堵しています。

最終日、バスターミナルに向かう下山した私たちパーティと、
これから入山するパーティとすれ違ったのですが
なんだか申し訳ないような心持で、
明るい声もかけられず、お互いに軽い会釈で摺れちがったのですが、
翌日お天気はどうだったのかしら・・。

帝国ホテルの赤い屋根が目立っていまして、
このような光景が真下に広がっていたことは楽しかったです。
これも、薄日ながら晴れていたからなのよね。

足元は、吸い込まれそうな絶壁ですから、写真を撮りながらも
誰も私にぶつからないでねと内心思っていました、思ってましたよ。
コメントありがとうございました。
返信する
特異なお山、霞沢岳 (たかみねさま)
2014-02-01 22:58:25
>かつて、帝国ホテルから八右衛門沢を詰めて、K1とK2との間に上るルートがあったそうで、それを辿ったことがあります。

うわぁ、そのようなコースがあったことは全く存じませんでした。
さらにそこをチャレンジなさったとは驚きです。
♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!ですね。


>北アで、登山道が1本しかないというのも特異な山だと思います。

本当に、珍しいですね。
入山者が少ないと聞いていましたが、徳本峠からはピストンのおかげで、
すれ違うことができるので、そうした意味からは私にとっては
これからまた登るとしたときにも心強いです。
返信する
未知なる山へ、登らせていただこうと (tkhsさま)
2014-02-01 23:10:14
>繰り返し見せてもらいました!

ありがとうございます。
ついつい長いブログになってしまうものですから、
文章はともかく、山の写真をご覧になっていただければ
ありがたいと思っておりました。

骨折の痛みはまだありますが、
先週から簡単なお山に登り始めました。

今年は何処を登らせていただこうか、
計画はまだまだこれからですが、夢が広がっています。
コメントをありがとうございました。
返信する
上高地・・ (トラ子さま)
2014-02-01 23:30:04
いろいろなシーンを見せてくれますね。

>こんなに閑散とした河童橋・・・初めて見ました。

私もです。
バスターミナルもすいているでしょう。
夏山もお盆を過ぎると登山者が減りますものね。

スノーシューで上高地を歩きましたが、
さらに人は少なく雪はたっぷり積もって、
ターミナルの屋根付き箇所にはいるのもたいへんでした。

何気なく渡っていた清水橋と清水川について
知ったことは、今回の収穫でした。
きれいな水だなーって思っていましたが、これが霞沢岳に近い
六百山に降った雨が地下水となって湧き出た川なのでした。

今度行くことができたら、流れに手を入れて見るつもりです。

コメントをいつもありがとうございます。
返信する
読み応えのある記録 (おみや)
2014-02-05 09:34:10
おはようございます
すごく読み応えのある山行記録ですね。
相変わらず山旅、今回は団体でいかれたのですね。
私のは記録にもならないけど、同じ山に魅力を
感じていたことに何故か読んでいるだけでもうれしくなりました
どうもありがとうございました
返信する
ブログ管理が・・ (おみや様)
2014-02-24 22:26:02
行き届かず、ごめんなさい。

コメントを残していただきましてありがとうございました。
おみやさんにおかれましても、霞沢岳に魅力を
感じていらっしゃいますこと、大変うれしく思います。


二度の大雪大変でしたね。
今週は暖かくなるそうな、屋根からの落雪注意ですね。
庭にも、道には防波堤のように盛り上げた雪が、
まだまだ残っています。




返信する

コメントを投稿