昨日の 鳥海山(御田ヶ原まで)は
無風で涼しく快適な登山ではあったものの、眺望は残念でした。
一夜明けた今日は 朝から真っ青な空が広がり
八合目登山口へと向かうバスは登山者でいっぱい です。
展望台を経由する登山道は渋滞するだろうし
タカネスミレも早く見たいからと
まずは焼森を目指し、時計回りに周回することにしました。
灌木の間を登っていくと
早くも下ってきた人から クマの目撃情報がもたらされて
静かそうなコースを選んだのは失敗?
↓ シラネアオイ、サンカヨウ
シラネアオイやサンカヨウなどを見ながら 沢を渡ると
右手に 男女岳が見えてきました。(トップ画像)
ミヤマダイコンソウやムシトリスミレも咲いています。
しばらく登ると
焼森の砂礫地に タカネスミレが見えてきました。
見上げる斜面に それはもうたくさんの花が 輝いています。
幸い クマさんに会うことなく、焼森に登りつきました。
雲が湧き始めて ときどき真っ白になってしまうものの
しばらくすると また青空が広がる。。
阿弥陀池避難小屋と男女岳、奥に男岳が見えます。
ゆるゆると登れば、横岳山頂です。
↓ アカモノ、コミヤマハンショウヅル
↓↓ イワブクロ蕾、コケモモ
ミヤマキンバイが咲き乱れ
タカネスミレとキバナノコマノツメが並んでいたりもする
そして、大焼砂の斜面には 期待どおりにタカネスミレがいっぱいです。
花は14年前よりも いい状態で
もうこうなると 足がなかなか進みません。
振り返り見る横岳方面
登山道脇にも タカネスミレがいっぱいです。
今回は下ったけれど、ここを登るのも けっこうきつかったような・・。
コマクサは咲き始め
大焼砂でずいぶんと時間がかかってしまいましたが
タカネスミレとは ここでお別れして
国見温泉分岐から 馬場の小路(通称 ムーミン谷)へ下りていきます。
このあたりのコマクサもようやくの咲き始めでした。
ウラジロヨウラクなどの灌木を抜けると チングルマロードのはずだけれど
あれ ? 花が少ない?
(花の多いところを撮っています)
池の先でも やはり少ないような
でも、雪解けが遅かった場所はこれからなので
期待できるかもしれませんね。
たくさん咲いている ヒナザクラ
ユキワリソウの仲間は どれも可愛らしいです。
ムーミン谷からの登りはきつく
シラネアオイやオオバキスミレ、ツガザクラなどに立ち止まりながら
ようやく男岳分岐へ出ました。
分岐から 男女岳と阿弥陀池
男女岳も男岳も以前登っているし
雲が広がってきたから(のんびりしすぎ)行かなくてもいいね と
このまま下ることにします。
↓ ツガザクラ、アオノツガザクラ
↓ ホソバイワベンケイ、イワカガミ
木道脇のチングルマも お花が少なくて
そのせいか、遠くに咲き広がるムシトリスミレが目につきました。
↓ ミヤマウスユキソウ、ムシトリスミレ
↓ オオバキスミレ、オノエラン
↓↓ ノウゴウイチゴ、ミヤマスミレ
ハクサンチドリは 紅紫色から純白花まで
前方に森吉山を見ながら進んでいくと、田沢湖が見えてきました。
きっと 朝は 素晴らしい眺めだったでしょうね。
乳頭山、笊森山方面
そして、登山道脇のハクサンチドリに迎えられて、八合目登山口へ。
気ままに歩いているため 田沢湖駅行バスの待ち時間が長くなったけれど
見事なタカネスミレに満足満足 の秋田駒ヶ岳でした。
明日は、青森県東部の種差海岸へ お花を見に行きます。⇒ ★
2009.06.29 の 秋田駒ヶ岳 ⇒ ★
*******************************
今回の行程
6/24 自宅-東京-秋田-象潟
6/25 象潟-鉾立(鳥海山)-象潟-秋田-大曲
6/26 大曲-田沢湖 7:45-8:42 駒ヶ岳八合目 16:25-17:24 田沢湖-盛岡
6/27 盛岡-八戸-鮫-(種差海岸)-鮫-陸奥湊-八戸-東京-自宅
私の方は、始発バスではなねこさんと逆回りでした。
6,7月には十回以上登ってますが、鳥海山が見えたのは今回が初めてでした
(秋には何度も見てますが)。
また今回は11時頃、焼森でクマにも遭遇しました。
好いこと悪いこと、両方ありの秋田駒でした。
またいつかお出で下さいませ。
前回7月に行った時、雨にめげず焼森ルート行きましたが、
真っ白な世界で登山道脇のわずかなスミレしか見れてなくて・笑
以前、昔の本でここのタカネスミレがびっしり咲いている写真を見たことがあって、すごいな~
と思っていたのですが、はなねこさんのご覧になったのもそれに近い感じです♪
チングルマ、少なかったですよね。
私が行った時もあれ?って思いましたし、そう話している方もいらっしゃいますね。
既に穂になってるものあれば蕾もあり、でしたが。
自然のことですから、なかなか毎年同じようには咲かないのでしょうね。
いいお天気だったのに、コメント頂くまで眺望のことはすっかり忘れてました。
鳥海山もだなんて。。 それは惜しいことしました。
そして、焼森でクマさんに? それはビックリでしたね。
朝一の登りだけでなく、焼森のタカネスミレを撮っているときにも
「今 分岐に小熊がいたから気を付けて・・」と言われたのでドキドキでした。
モウズイカさん、何事もなくて? 良かったです。
大焼砂ですれ違っていそうですね。
良い日に登らせていただきました。
タカネスミレはもう何日か早くても良かったかもしれませんが、見事でした。
14年前よりも登山道脇にも登山道の岩の縁にもたくさん咲いていましたしね。
大焼砂では女岳を入れて撮れますが、焼森は登り斜面に咲いているので壮観ですよ。
cyu2さんならもっともっと素敵に撮れると思います。
チングルマは上の木道脇でもやはり少なかったですよね。
今年は花芽が少ないと言ってる人もいたので、そうなのだと思います。
そうそう、自然のことですもんね。
鳥海山ですが、朝7時半頃、新道コースを歩いていて、阿弥陀池の手前で見えました。
そのわずか15分後、男岳鞍部から再び見えた時は雲に絡まれ出しておりました。
後で自レポートの方では、両方の写真を載せるつもりですが、
この日、見えたのは8時前の限られた時間でした。
焼森分岐のクマさんですが、はなねこさんがお話された方は子熊でしたか。
私が見たのは体長1m超の成獣でした。案外、親の方だったかもしれません。
山はやはり早朝ですね。
モウズイカさんがこの時期には初めてご覧になったという鳥海山の写真が楽しみです。
そして、クマさんは成獣でしたか。話を聞いた3人ともに小熊ということでしたが
近くに母熊がいたのかもしれませんね。
登山者がそこそこいる時間帯なのに、驚きます。
レポ、お待ちしてますね。
しかもお花たっぷりですね。タカネスミレの群落は一度見てみたいと思いますが、機会がないです。
タカネスミレの時季はお天気が不安定なので、合わせるのは難しいでしょうか。
近頃は大人の休日俱楽部パス利用の 私のようなお年の方たちで大賑わいですしね。
それにしても、お天気の良い日に歩くのは爽快ですね。
だんだんと体力的にきつくなってきましたが、また出かけたいです。
行きは同じバスに乗ってました。2台あったので、完全に同じじゃないかもしれませんが。
焼森経由はこんなにいろいろ咲いていたのですね。私たちはやや初級者がいたので、メインルート往復で男女岳・ムーミン谷周回としました。こちらを拝見するとちょっと後悔(苦笑)
ただ全体としては、晴天に恵まれ花もいっぱいで、お互い素晴らしい秋田駒ヶ岳だったと思います。
私たちは田沢湖駅から乳頭温泉行のバスで高原温泉で下車、八合目行に乗りました。
乗り換え時間は2分ですから、日本の交通機関が時間に正確で助かります。
補助椅子を使ったので、多分1台目だと思います。
よ~く見まわしたら、ねもさんがわかったかもしれませんね。
あの日はホント、いい日でしたね。
大焼砂でモウズイカさんとすれ違い、ねもさんに追い抜かれたようです。
そして、ビックリ!! 大休パスの二回目ですか~
今度はどちらへお出かけだったんでしょう。たのしみです。