花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

『文楽、世界へ翔ぶ』…連載です♪続々篇です~

2008年04月23日 23時54分22秒 | 徒然なる日々…
ハイ、第二週目となりました…で…其の第七話です。
人形浄瑠璃文楽も、海外公演はつい最近始まったものではないようですよ…。
昔から…結構と日本文化の普及と言うか…海外での異文化交流はあったみたいですね…。
で…以前は、どうしてもお米の飯を食べないと…腹に力が出ないといった方が多かったようで…炊飯器ご持参での海外公演だったらしい…とか(汗)
流石に…最近はそんなことも無くなったようで…でしょうね。
今年のパリ公演の時には、滞在しているホテルの近くのカフェに皆さんでお通いになったようです…。
しかも、其の店の名を通りの角にあるからと言って…、『角屋』と勝手に名付けて(苦笑)…お気に入りだったとか…いやはや。
殆んど、定食屋状態って感じ…?いやはや(汗)
色々とあって…しかも、フライドポテトが特に美味しかったそうです…(汗)
桐竹勘十郎さん曰く…でも、楽しそうですね…。
じゃぁ、皆さん…ご一緒に?カフェにてフライドポテトを…頬張って(苦笑)
あぁ…流石に私服でしたら、わからないでしょうね…日本のオッサン連中が変に揃ってカフェで食事してるわ…って感じでしょうか(汗)
でも…見てみたいって感じですよね…♪

さて…第八話。
またまた、桐竹勘十郎さんの話題です…。
パリの日本文化会館での公演でのお話…。
出し物は、『日高川入相花王・渡し場の段』と『本朝廿四孝・奥庭狐火の段』の二演目で…。
どちらも歌舞伎でも演じられる演目ですね。
また女方の役者さんによっての人形振りでの演出が魅了する舞台です。
そんな人形の魅力を追求した演目が…揃って演じられます。
さて勘十郎さんの役はと言いますと…清姫と八重垣姫…女方です。
まぁ、両方とも女性が主人公の演目ですし…でも、この大曲…双方の女方を勘十郎さんが遣ったそうです…。
本公演…普段は立役が専らの勘十郎さんですが…こう言ったときには、いつもと違った趣向で…見事に遣ったそうです。
こう言った…遊びでしょうか…?
『こう言ったときだから、どうしても遣りたかったっ!』
と、まぁ…満面の笑みで勘十郎さん…余程楽しまれたようですね。
いやはや…楽しいですね♪…歌舞伎でも普段では考えられない趣向で演じるときがありますが…。
勘十郎さんの遣う清姫に八重垣姫…其の持ちたる色気とケレンをたっぷりと、パリの人々の溜息を誘ったそうです…。
あぁ…観たみたいものです…(汗)
やはり、海外公演…国内の仕来りから解き放たれて…?…冒険もあるものですね。
あぁ…一度でいいから…海外公演について行ってみたいものです…。
新しい発見があるかも???

さて…九日目ですよ。
海外公演ともなれば…また困った問題が一つ。
楽屋です…。
技芸員さんたちの楽屋…まぁ、普通は、方々の名前を染め抜かれた楽屋暖簾がありまして…其れを潜って楽屋に入ると、其処は畳敷きの和室となっていますよね…。
まぁ…古典芸能の楽屋ってそんな感じですよね。
お着物ですし…正座って感じが致します。
しかし…ながら、海外の劇場には…畳って言うものがありません。
そりゃぁ…そうですが…まぁ、畳を持って行くほどでもありませんし…(汗)
流石に、此れには皆さん、お困りだそうです…どうも、落ち着かないらしいですね。
去年の三月のお話です…スイスはチューリッヒにて素浄瑠璃の公演があったそうです…。
で、亀岡記者…三味線の豊澤富助さんの楽屋をお邪魔致しましたら…っ!
勿論…畳敷きのお部屋では無くて、普通のお部屋です…。
富助さんは、床に…地べたに正座をして三味線を手にされていたそうです…(汗)
で、曰く…三味線は正座でなきゃ、弾けませんっ!
なるほど…ごもっともです。
言われれば…そうですね。
せめて、板の間でもあれば…とも思いますが…ナカナカ、海外ではきついようですね…。

じゃぁ…歌舞伎公演もどうされているのでしょうか…ねぇ?
化粧は…化粧前までご持参なんでしょうか…?
其れは、まぁ…イイとしても、衣装の着付けとか…下に風呂敷でも敷くのでしょかねぇ…?

色んな疑問が、次々と湧いてきますよ♪


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