鳥の発情抑制について
こんにちは。 獣医師の竹田ともみです。 愛鳥がたくさん卵を産んで困っているというご相談をよく受けます。 そこで今回は鳥の発情抑制についてお話ししたいと思います。 特にセキセイインコは発情しやすく、早い場合は三ヶ月齢から卵を産み始めます。 必要なカルシウムが足りなくなると、自分の骨からカルシウムを引っ張ってくるため、 卵を産み続けることは自分の身を削る行為となります。 愛鳥に健康で長生きしてもらうためには産卵を極力抑えることが重要です。 多くのセキセイインコは発情すると、黒目が小さくなり、尾羽をあげます。 この写真よりもっと黒目が小さくなります。 ギョリギョリという鳴き声をしているときに背中を撫でたり、おもちゃが背中に当たるようなポジションに置いてあると、オスが乗ったと勘違いして、排卵してしまいます。 排卵すると卵管を通り、殻をつけ、通常24時間〜48時間以内に卵を産みます。 そう、排卵すると『卵』はできてしまうのです。 排卵したかどうかは誰にもわかりません。 私たちが触診で卵の有無がわかるのは殻がついた最後の段階です。 産卵を抑えるためには発情を抑え、排卵させないことが必要です。 卵が