季節の中

季節を感じるお話とフォト~ゆたりと流れる日時計の時

すうさんのクリスマスローズ

2012年10月15日 | 芽吹きと苗

すうさんのクリスマスローズ

クリスマスローズの愛好家は、多い様に思います。花のない冬の時期に、可憐な花を咲かせてくるのも愛好家が、多いひとつの理由だと思います。そして、なんと言っても、簡単に交配ができ、様々な花も楽しめる、これが二番目の理由だと思います。
すうさんとお知り合いになったのは、私の花ブログと彼女の花ブログでの交流です。二人とも、朝早く起きて、庭に出て、花を見てから、ブログのアップ、食事、会社を日課にしていたようです。そんな早起き花友達で、お互いのブログにコメントし合って、何年も経ちました。ブログの友達は、顔も知らないせいか、ある日突然、ブログを閉じてさようならも珍しくありません。
顔も知らず、ネット上の知合いは、気楽とか、まあ、ネットだからとかよくいわれます。
すうさんが、五年間続けたブログを、お休みしますと言われた、ちょっと前の事だったと思いますが、僕のブログコメント欄に、クリスマスローズとオダマキの種いりませんか?と書かれていました。もう、三年以上のお付き合いでしたが、お互いの名前も、住所も、アドレスも、しりませんでしたから、先ずは、メールを交換し、その後、住所を交換し合いました。
びっくりしました。驚いたことに、私の母親の実家のお近くの方のようでした。この事は、気恥ずかしく、お知らせしていませんでしたが。
そして、数日後、湿ったゼオライトに保護され、ビニール袋に入れられた10種類前後のクリスマスローズの種と袋に小分けされた苧環の種、これも5,6種類ありました。クリスマスローズ種は、乾燥すると発芽出来なくなる種類ですので、湿ったゼオライトで保護してあげます。その種は、戴いたのが、秋も深まりつつある時期だったので、翌年春に蒔こうと冷蔵庫で、保存いたしました。翌年春に蒔こうと、冷蔵庫から種を取り出すと、幾つかすでに、発芽しており、ちょっと、種まきはむりかなと思いましたが、とりあえあず蒔いてみました。クリスマスローズは、プランターに、苧環は、直播しました。
そして、嬉しいことに、クリスマスローズも、苧環もうまく発芽してくれました。その様子を、以前、ブログに載せました。苧環は、多年草ですが、その年の夏には、単、八重、淡い色合いから、暗赤色の苧環の花が、鮮やかに咲いてくれました。生垣に植えた苧環は、道行く人の目にとまった様です。時折、素敵ですねと声をかけられた夏でした。一方、クリスマスローズは、種まきより、2年から3年で、花をもつといわれております。すうさんのクリスマスローズも種蒔きからも二年目の秋を迎えて、一部の株は、相当に大きくなりました。
種まきから 二年目の今日、苗ごとに鉢に定植しました。名前は、きっとそうだろうと信じて、白いプラスチックの名札の近くの苗を、その名前しましたが、どうでしょうね?種類別の鉢に種蒔きをすれば良かった、今になって思いますが、時、遅しです。これからくる、今冬、この苗は花を持ってくれるかワクワクしています。
そして、すうさんのブログが休止した半年後の2011/03/11に東北は大震災に襲われました。すうさんお住まいは、震災、原発の被害のあった県でした。震災の夜、田舎の親戚、すうさんにも、お電話したり、メールをしたりしましたが、通じるはずもありません。音信不通の数日後、すうさんから元気大丈夫とご連絡いただきました。安心しました。あれから、一年半経ちました。残念ながら、すうさんのブログの復活はありませんが、年賀状では、お元気とのこと嬉しく思います。
こうして、種まきから、一年半、このクリスマスローズのストリーは、これから始まります。来春に、、もし、花が咲き出したら、また、新しい花のストリーが始まるかもしれません。そしたら、すうさんに、始めて花が持ちましたとご連絡したいなと思います。
2012年10月14日

 

 

思い出は少しさみしく さはあれど今日の窓辺のクリスマスローズ  鳥海昭子 
             
              少し感傷的に思い出にひたるクリスマス。窓辺に置いたクリスマス
        ローズを眺めていると、静かにささやくワルツを聴くような気分に
       なったのでした。 

 


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