●顧客カード②

出会った人を整理するためには、具体的どのような方法がいいのか？整理するまえに決めておくべきことがある。この顧客カードを使って「その後どのような行動をするのか」を予測して置かなければならない。

皆さんは名刺を貰った瞬間に「この人とは今後どのような展開になるのだろうか」など考えたりしますか？私はいつも考えます。「付き合うべき人かどうか、今後どのようなお付き合いになるのか」。

名刺は漠然と名刺入れに保存していてもダメだし、「会社別」「業種別」「五十音順」に保存してもほとんど後で使えなくなる。気づいてみると肩書きが変わっていたり、住所が変わっていたりして連絡が取れなくなるのだ。

「変わりにくいもの」をキーワードにする方法が望ましい。私の方法で大変恐縮だが参考にしてもらえばと思う。

まず名刺について、私は名刺を頂いた順に「月別」で保存している。
この方法だと何も考えずに名刺交換したら次々と順番に入れていけばいいので、「あ行」が多くなったり「サービス業」が多くなったりしてフォルダのバランスが悪くなることがない。

「これは何の業種か？」「これは何と読むのだろうか？」などと考える必要がなく楽であり、しかも「名刺交換した日」は一生変わらないのである。その厚みで月に会った人の数がわかるのもメリットである。

また、人は一回の面談では「人の名前」を覚えることは難しい。しかし「いつ頃だった」ということは結構覚えているもので、その特性を活かさない手はないのである。

顧客カードについては「五十音順」にしている。名前は基本的には変わらないものであるし、同じ名前は多くはないのである。私の顧客カードにはホームページＵＲＬやメールアドレスを書く欄を設けている（1996年から）。

また、フォーロー記録の欄があり、書く内容は名刺交換日やはじめて会った日などである。その後この人とのやり取りが記録されることになる。手書きなのでそのときの様子が思い出しやすいし、Ｂ６サイズなので持ち運びに便利でどこでも書ける


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