美杉の小さな庭でおきていること ~カフェ葉流乃音のつれづれ~

 町ナカ(大阪府堺市)から
 山ナカ(三重県津市美杉町)に移住した店主夫婦が
 日々のアレコレを写真とともに綴ります

2月3月の営業予定と杉玉作り

2020年02月01日 | カフェ葉流乃音の営業予定とお知らせ

 

ようやく例年の寒さが戻ってきました。

2月は、土曜日と日曜日と

24日(祝)の営業とさせていただきます。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

先日、杉玉作りに挑戦してきました(*^^)v

古くは神社に奉納する縁起物として

今でも酒屋さんの軒先に飾られているアレです!

 

美杉で森林セラピーのセラピストをされている

長島さん夫妻に誘われ、地元の赤野さん宅へ。

 

 

赤野さんが事前に、杉玉の芯を作っておいてくださいました。

藁の柔らかい皮の部分を、球状にまとめたものです。

小さい方が簡単かな?・・・と思ったのですが

初心者は無理!その方が難しいんですって!

 

 

赤野さんが育てているのは

北山杉の中でも、特に最高級の“白杉”。

枝打ちで切り落した枝を使って

十数年前から杉玉作りを続けているそうです。

 

 

まず、枝のいい部分を見極めて、“穂”を作ります。

ひとつの杉玉を作るのに

7~800本(!)の穂が必要だそうで

この穂作りが杉玉の良し悪しを決めるといっても過言ではなく

「きれいな杉玉を作ってもらいたい!」という親心から

赤野さんのキビシイ(?)ダメ出しが飛んできます(^^);

 

 

 

あとはこの穂を、芯に差していけばいい・・・のですが

これもまた一苦労!

できるだけ密に差し込まないと

キレイな球にはなりません・・・

ドライバーの先を芯に差し込んで穴を広げ

そこに1本1本、穂を差していきます・・・7~800本(>_<);

 

 

これをひたすら続けます。

長島さん夫妻と、「植毛みたいですね~」

「北半球が終わった!」などと励ましあい・・・

 

 

お侍の月代(さかやき)みたいになったら

もう一息・・・♪♪

 

 

ふう~っ!出来ました~(>_<);

赤野さんがずいぶんと手伝ってくださっても

ここまでで約5時間!

球状に刈っていくのは、もちろん赤野さんにお任せです。

私たちじゃとても、ム~リ~ (>_<);

 

 

杉玉作りにはいろいろなやり方があるみたいですが

赤野さんは頭頂部から穂を差し始めます。

出来上がれば見上げるものなので

下部にできるだけキレイな緑の穂を差すのが

赤野さんのこだわりです(*^^)v

 

 

よく切れる植木鋏で、小気味よい音を立て

ひたすらチョキチョキ・・・早い早い!

 

 

途中、刃を水で流さないと

杉のヤニで動きが悪くなるそうです。

切り口からは、杉の良い匂い!ちょっと柑橘系?

線香の原料にもなるんですもんね♡

 

 

あともう少し!

ためらうことなく刈り続ける赤野さん(^^);

 

 

見事、ほぼほぼ球状になりました!

これを鴨居にぶら下げて、矯めつ眇めつ・・・

下に降ろして、またチョキチョキと修正を繰り返し・・・

 

 

ようやく完成です(*^^)v

直径約40cm、重さ約10kgの杉玉が出来上がりました!

立派だ~!こんな立派なの見たことない!

 

丈夫な金具を買ってきて

お店の軒先に吊るしたいと思います!

乞うご期待?!

                     はるのん2号

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする