あなろぐ

ここは私の巣穴です。自閉症の息子のことや、好きな作品のことなどを書きます。
最近のハマリものはイ・ジュンギ。愛だぜ。

†鋼の錬金術師† #20 守護者の魂

2006-04-26 01:05:14 | アニメ鋼の錬金術師感想
№48と№66、かなり好きなキャラクターです。
この回のアクションもいいんだよねー。
アバンの№48が歩み寄ってくるシーン、正面から描いてありますが、正面から歩み寄る動きを自然に見せる技量がナイス!
逆袈裟に斬り上げる切っ先をかわして、鎧の頭部に手をかけて「中」を暴くところのエドの身のこなしがかっこいい

№48って、「いざ、参る」とか時代劇調なんですが、足元も地下足袋っぽいんですね、今気づいた。動きもカカトを上げた武芸者ふうに。
機械鎧の不調もあって劣勢のエドが、「アルに喧嘩で勝ったことがない」って言ったのはけっこうインパクトありましたね!
そのセリフを契機に、シーンはアルと№66へ。
こっちは同じ「血印」のことを話していてもコミカル風味で、シリアスに推移するエド&№48と対比しているのが憎い。

絶体絶命のところまで追い詰められて、エドは死の恐怖からスカーの技を応用して№48の胴体をまっぷたつに。
「喧嘩に卑怯もクソもあるか」とうそぶくのも、「人殺しはカンベンしろ」と№48にとどめをさすのをあくまで拒むのも、どちらもエド。

「あんたらのことを人じゃないと認めちまったら、俺は、俺の弟も、アルも、人間じゃないと認めることになる…」
ここでかかるBGMがブラーチヤ。
ブラーチヤってほんと、ここぞというところでかかりますね。見事。

エドの血を吐くように紡ぎだされるつぶやきも、エドを案じるアルの素直な愛情も、ブラーチヤの澄んだ旋律に乗って心に響きます。
その澄んだところへ、№66が毒を吐くんですね。
アルはやっぱりねえ、肉体を失ってるよりどころのなさが、さしもメンタルバランスのいいアルをも揺るがしてしまうのですね。(そしてここから、23話「鋼のこころ」まで引きずる重苦しい兄弟仲のひび割れが生まれていく……。)
初めて疑念が形を結んでしまったアルが独り立つカットから、兄弟の故郷を一瞬はさんでエンディングへもっていく、この転換の妙!
何度見ても、飽きません。


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