みなさん、きょうも元気にこんにちは。
今回は《恭惟鞠養 豈敢毀傷》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「惟」に注目しています。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)をひらくと、「惟」の文字のなかにある隹は尾が短く、丸みをおびてずんぐりとした鳥を描いた象形文字で、
「ずっしりと重い」
「一点に重みをかける」
「上から下に落ち着く」
といったイメージがあるそうです。
ここから隹をふくんだ字は、
推(スイ) 押しつける。手で重みをかけて押す。推進。
維(イ、ユイ) 太い綱。重みを支える太い綱。つなぐ、支える。維持。
唯(ユイ、イ) ただ。ただそれだけに重点をかける。唯一。
惟(イ) 思いをただ一点に注ぐ。思惟。
椎(ツイ、スイ、シイ) 重みをかけて打つ木槌。シイノキ。
堆(タイ) ずっしりと積み上がった土。
錐(スイ) きり。重みをかけてもんで穴をあける道具。
となるそうです。いずれにしても、仲間の多い文字でした。
アップしたプリントは、本文が1枚で収まりました。娘は「ラッキー。読み上げが早く終わる」と喜んでいました。
プリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。