小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

39・40 恭惟鞠養 豈敢毀傷

2022年01月24日 | 千字文

 みなさん、きょうも元気にこんにちは。

 今回は《恭惟鞠養 豈敢毀傷》のプリントをアップしました。

 そしてブログでは「惟」に注目しています。

 

 漢字の成立ち辞典(加納喜光著)をひらくと、「惟」の文字のなかにある隹は尾が短く、丸みをおびてずんぐりとした鳥を描いた象形文字で、

「ずっしりと重い」

「一点に重みをかける」

「上から下に落ち着く」

 といったイメージがあるそうです。

 ここから隹をふくんだ字は、

 推(スイ) 押しつける。手で重みをかけて押す。推進。

 維(イ、ユイ) 太い綱。重みを支える太い綱。つなぐ、支える。維持。

 唯(ユイ、イ) ただ。ただそれだけに重点をかける。唯一。

 惟(イ) 思いをただ一点に注ぐ。思惟。

 椎(ツイ、スイ、シイ) 重みをかけて打つ木槌。シイノキ。

 堆(タイ) ずっしりと積み上がった土。

 錐(スイ) きり。重みをかけてもんで穴をあける道具。

 となるそうです。いずれにしても、仲間の多い文字でした。

 

 アップしたプリントは、本文が1枚で収まりました。娘は「ラッキー。読み上げが早く終わる」と喜んでいました。 

 プリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。

 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。

 みなさんのリアクション、お待ちしています。