みなさん、こんにちは。
きょうは《雲騰致雨 露結為霜》をアップしました。
ブログでは「雲」に注目しました。
雲にふくまれる「云(ウン)」は雲がうずまいて空中に漂っているようすをかたどった象形文字です。漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、モヤモヤと漂うイメージがあるそうです。このため云をふくむ漢字は、
雲 云(モヤモヤとたちこめる空気)+雨で、くも。
魂 モヤモヤと空中に浮かぶ+鬼で、死者の体を離れて飛び回る魂。
耘 すきで雑草を除き、土をふわふわと柔らかい状態にする。
となるそうです。
なかには画数の多い字もありますが、組み合わさるパーツが増えるだけのことなので、私はあまり気にしないで画数の多い字も娘に教えています。
旧字については、書けなくてもいいけれど、読めた方がいい、という立場です。
娘に千字文を教えはじめたのは、小学生になるまえでした。さいしょのころにやった漢字は忘れていることも多いのですが、「麗」とか「鬱」とか、大人も書けないようなむずかしい漢字を書くことができます。
毎日コツコツ千字文をくりかえすことで、家で勉強する習慣をつける。
同級生が知らない漢字の読み書きができて、「学校で習うことなんてカンタン」という気持ちになる(=学校の授業に苦手意識をもたない)。
千字文を完璧にマスターできなくても、それでOKだと思っています。
なおプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしています。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいらしたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクションをお待ちしています。