みなさん、こんにちは。
きょうは《弔民伐罪 周発殷湯》のプリントをアップしました。
注目の一文字は「民」です。
漢字の成立ち辞典によると、民には「見えない」「暗い」というイメージがあり、
眠 目+民(見えない)で、目を閉じて眠る。
罠 罒(網)+民(見えない)で、見えない仕掛け網。
愍 見えないところまで細々と思いやる。憐愍。
などとなるそうです。
ちなみに漢字源によると、古代の漢語では、仲間内の親しいひとを「人」と、一般のひとを「民」と呼んだそうです。
支配される側の人たちを民と呼び、「見えない」「道理がわからない」といったイメージがある差別的なニュアンスの言葉だそうです。
現代はそんなことはない、といいたくなりますが、う〜ん。
いずれにしても、勉強になりました。
なおこのプリントは、千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考につくりました。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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